8年分のありがとう
ニーハオ、ニホンコンです。
初代自転車がお役目を終えました。
もう、最後はほんとオンボロ。シートは破れ(私の自転車が倒れた時に
サドルがひっかっかった)、色は褪せ、タイヤもベコベコ、ボディはサビサビ。
長いこと、長いこと、本当にお疲れ様でした!
一体全体、何年のった?
オットさんとアルバムとか着てるものとか記憶を頼りに割り出す。
「8年間ありがとう」と。
それにしてもよく乗った。
もう、最後の3号なんてお下がりの、更にお下がり。
海沿い暮らしの潮風で一気にサビが吹き出ながらも、文句ひとつ
言わずに(言わせなかったのか?)乗ってました。
思い出のアルバムが
ずっとずっと外に放置していたのと、誰かに譲るにはさすがに
ボロボロすぎてもう処分を、と思って大型ゴミシールを貼ろうと
した瞬間。
もう、すんごい勢いでよみがえってくるんですよ、思い出という
思い出が。
小田和正降臨!
いや、現れない!歌ね、歌。
ラ~ラ~ラ~ ララ~ラ
小田和正ソングがおりてきます。「こと~ばに~ でき~な~い」ってやつ。
よく、自転車の後ろにつける子ども乗せシートを外すときに
泣けるという話は聞きますが、我が家はコレで急に寂しくなり、
勝手に自分の気持ちの整理のため、これまでを振り返ります。
1st stage
1号の時にドキドキしながら購入したのがこれ。
自転車よりも親として目がいったのは、履いてるものや身に着けてるものが
全て新品。
見返してみて気づく第一子アルアル。
2nd stage
2号。自転車もヘルメットもお下がりです。ちなみにお洋服も(笑)
全身ピンク時期に突入していた&、各方面からのお下がりで
バンビに水玉というハチャメチャなコーディネート。
本人ご満悦ならよかろう、というのと、2人目にもなるとオシャレさせたい
とかよりも、「貰えるもん着さしとこ!」という節約根性が働きまくる母。
潮風の影響が出始めたのも2号がこの自転車に乗り始めた時期。
朽ち果てていくカゴを、「ペイントしちゃえ」と笑って過ごした気が。
3rd stage
3号の時にはもはや正面から撮ってる写真が見当たらず。
ちなみに上の2人はどんどん成長するスピードに合わせて自転車も
新調したり、またお下がったりとこれまた変化があります。
ちなみにこの5人体制になると行動範囲も広がり、この写真の日は家族で
江の島方面まで自転車で行ったような。
片道30分くらいの距離をこの自転車でついてくる3号もスゴイ。
(ついて来させた、が正しいかも)
大変だったはずの時間が
こうやって写真で見返してみると、確かにそこには「当時の時間」が
流れていて、ホロっときます。
そしてあんなに大変だった日々だったのに、瞬間だけを
切り取っている写真は、どれも「ちいさいのと暮らす
一点の曇りもない素敵時間」です。
そして、これまでこの自転車と共に大きくなった3人を、
当時、記憶がないくらい一生懸命育てていた自分に、
ちょっと「えっへん」と思います。
その時間は二度と返ってこないのだけど、今この瞬間も
いつか泣けるほどの思い出になる、だから見逃せないのです。
あと何台自転車に乗るでしょうか。
そして、それぞれの思い出がどのくらいになるのかも、これからの
楽しみになるかと。
そして私は、またプンスカしたりイラっとしたりするものの、
瞬間瞬間を積み上げながら子どもたちを育てていくでしょう。
8年分のありがとう。
古い~アルバムのなかに~
あ、今度はH2O下りてきた!
10月27日 ニホンコン