異文化は岩手にもあり
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ニーハオ、ニホンコンです。
日本の中にも、異文化はゴロゴロありました。
先週の岩手バナシからの続きです。同じニッポン、ところ変われば
感じることも全然異なる。ほんと、異文化です。
どこからが「寒い?」
待ち合わせ場所に早めに到着。シンシンと冷える駅の構内は
「さむー!」のひとこと。
登場したSさん「今日はあったかいですね。マイナス4度です♡」
いや、めちゃんこ寒いんだってば私!!
「あのー、私の住んでいる神奈川では、10度を切ると極寒なんです」
と半泣きになりながら話すと「アハハ、それ春ですね」と。
なるほど話が合わないもんだ、そもそもの前提が違う。なんでも
数日前がこの冬一番の冷え込みで、マイナス10度だったとか。
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ここから車で研修会場に向かう道すがら、いろいろ話をするも
「毎日の雪かきも大変なんです。軽い雪と重い雪がありまして・・」と。
オモイユキとカルイユキってWhat?と頭の中が出川イングリッシュになる。
数年ぶりにこんな積もってる雪を見てる私は、「ちょっと何言ってるか
分からないんですけど」状態。
会場にて
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会場兼本日の宿泊場所に到着、ここは元々裏山がスキー場だったんだとか。
「でもスキー人口が減ってしまって(え?そう?)、スキー場は閉鎖したんです」と。
「いや、私の周り、みんなスキー好きで隙を見つけてスキーしてますが」と、
つまらないダジャレ、もとい事実を言うも、「全体から見るとやっぱ減少なのかな」
とも思う。
フロアの方が会場まで案内してくれる。挨拶は「今日あったかいですね~」。
いや、私地元の人じゃないって!しかも寒いって!また冒頭のやりとり
「いや私の住んでるところは・・」を繰り返す。
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「窓の外、もともと池なんですよ。こんな凍ったのも珍しくて・・」と話してくれる。
ああ、私よほど寒い時期に来たんだなと実感。
午後から始まった1日目の研修は、手前味噌たっぷりで申し訳ないのですが、
たいそう盛り上がり、楽しく終了。
「じゃあごゆっくりお過ごしください」と夕方からフリータイム。
また嚙み合わない会話
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じゃんじゃん出てくる修学旅行の宴会みたなご飯を頂きながら、
フロアのおばさんとお話をする。
「ご飯美味しいですね!というかお米がすんごい美味しい!」と感動する私に
「あらそう?毎日食べてるから感じたことないわー」とおばさん。
「いやあ、その土地のものが食べられるのって貴重です。自給率が高いっていうか」
という私に
「それでも最近はお米を食べる人が減ってるんです。(え?そう?再び)でも
ウクライナの支援などで小麦粉の変わりに米粉などを使ってくれるものだから
お米の消費も少し上がっているみたいで・・」
って、また「ちょっと何言ってるか分からないんですけど」状態。
思ったのは、スキーの話しかり、米の話しかり、視点がマクロというか、業界全体を
捉えているような。
私みたいな近視眼的なものの見方じゃない。さすが、日本一大きな県だけあって、
感覚も大きいのか?(知らんけど)
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フロントで朝食時間やチェックアウト時間を確認したとき、「日の出は6時半です」
と教えてくれたため、早起きして最上階の展望台に行ってみる。
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一面の雪景色と、遠くに見える知らない山。(送仙山というらしい)
ひんやりした空気も相まって、とても美しい。
首都圏では遠くに見えるのは決まって富士山。でもここから
富士山は見えなくて、この山が日常なんだな、と不思議な気分になる。
雪合戦「なんて」子どもだけ
2日目も楽しく学び深く終了し、受講生の皆さんとお昼ご飯を
食べながら時間ギリギリまでいろいろ話す。
「雪合戦とかするんですか?」と真面目に聞く私に「雪合戦なんて
小学生までです」といって、普通の靴でひょいひょいと
凍った道を歩いていく地元の方。
四十路超えてテンション上がって、ツルツルの道に尻もち寸前の私、
完全にヨソ者です。
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帰り道「こんな坂道、車で降りて大丈夫ですか?!私の運転だったら
一貫の終わりです!」
と騒いで写真を撮る私に「日常ですからね」とニコニコと運転をするSさん。
ところ変われば
移動をすると、自分の日常と、その土地の人の日常が全然違って、
それが考え方の違いになっていることを痛感する。
そしてその気づきは、普段から「こうだ」と決めつけがちな私にとって、
人は違うということを受け入れるための、とても大切なエッセンスでも
ある、と思っている。
異文化は海外に存在する!と豪語していた自分にとって、実は
この土地自体がとんでもなく異文化であったことに、驚きでもあり、
大きな発見でもありました。
ああ、またこんな体験をしに、国内外の移動をしたいものです。
2月7日 ニホンコン