まだあった!ウマ話
![](https://www.sakra.jp/wp-content/uploads/2021/03/EA819ED9-5DAB-454E-B165-4051B31727DB-1200x1600.jpg)
ニーハオ、ニホンコンです。
前回、ウマの話をしたところ、「面白かった!」という声に、
気をよくしたのと、昨日のSAKRA.JPが馬の話だったので、続けて
私もウマバナシを。
他にも思い出したものがあったので、第二弾。それっ!
1、便器は馬のオケ「马桶」
先日、駅のトイレに入ったときに見つけて思い出した単語。
最近では多言語で書かれていることが多く、もちろん中国語もあります。
「トイレットペーパーは便器に捨ててください」という注意書き箇所で、
「便器」部分の中国語表記は「马桶」(マートン)。
昔の日本で言うところの「肥溜め」みたいなもんかしら。
ちなみに、中国のトイレ事情で言うと、あちらはトイレットペーパーを
「马桶」(マートン)に「捨てちゃいけない」国。
(トイレットペーパーがゴワゴワすぎて流れにくいんだとか、今はどうかな)
日本の真逆。ややこしい。
今度デパートや駅のお手洗いを使うことがあったら、じっくりウマのオケを
探してみてください。
![](https://www.sakra.jp/wp-content/uploads/2021/03/E2BD61FF-C72E-4EE3-8304-F491B2AF6988-1200x1600.jpg)
2、大通りはウマの道、「马路」
その昔、ウマが通っていたのかなと思われる「马路」(マールー)。
大通りを設計した人の名前からとったなど、諸説あるので真相は不明。
動作では、向こう側に渡ることを「过马路(グオマール―)」と言います。
北京に来て間もない頃、道を尋ねてもあまり聞き取れない私に、
「とりあえずオマエ道路の向こう渡れ!」と向こう側を指をさしながら
大声で「グオマール―!!」と怒鳴れまくったので、あっさり覚えました。
また、今ではもう使われない表現なのだけど、デートをすることを
「压马路(ヤ―マールー)」と言います。
なんで圧かけんの?と思ったら、なんでも女性のショッピングに男性が
付き合い、一日中ブラブラと道を歩いては地面を踏み固めていく
(圧縮する)様子を表してるんだとか。
なんかもう、馬力が違う。あ、またウマだ(笑)。
![](https://www.sakra.jp/wp-content/uploads/2021/03/50F74D77-B99F-4279-82FD-A651C12A8945-1600x1200.jpg)
3、いい加減はウマウマトラトラ「马马虎虎」
马马虎虎と書いて「マァマァフゥフゥ」と言います。
そう、日本語の「まぁまぁだな・・」はこのマァマァフゥフゥから来ている
とも言われています。
その由来とは・・
その昔、すんごいテキトーな画家がおりまして。
その画家、馬だか虎だか分からない、テキトーな絵を描いたんだとさ。
長男が「おとーさん、これ何?」と聞いたら「虎」と答え、
次男が聞いたら「馬」と答えたんだそうな。
ある日、長男が狩りに出かけて虎を殺してきました。
が、それ馬!
お父さん、長男に代わり、馬の持ち主に多額の弁償。
(現代でいうと、ひとさまの車をぶっ壊したレベル)
別の日、次男が「馬だー!」といって背中に乗ろうとしました。
が、それ虎!
当然、虎にかみ殺されてしまい、お父さん失意の底。
それ以来、いい加減で不出来なレベルのものを「马马虎虎」と呼ぶように
なったんだとか。
例:あの人成績どう?-「马马虎虎」(まぁまぁだな=中の下)
例:あのレストランどう?-「马马虎虎」(まぁまぁ=あんま美味しくない)
と。
その画家のお父さん、個人的にその後が気になりまして。
息子2人の相次ぐ不幸にトラウマ(虎馬)になったんじゃないか、と。
わ!このトラウマって言葉ももしかして中国から?と思ったら
ギリシャが語源だとか。
むっつかしーなーコトバは。
![](https://www.sakra.jp/wp-content/uploads/2021/03/447666AC-6A70-457A-9503-369701A33969-2-1200x1600.jpg)
更なる探求は続くのであります。
3月9日 ニホンコン