世界一の道路

ニーハオ、ニホンコンです。

愛してやまない道路があります。その名も「134」

アメリカだとルート66とかカッチョイー名前がついておりますが、
私の場合「国道134号線」。

略して「イチサンヨン」。

これまで住んだことのある、北京の長安街(天安門広場の目の前の道)
も、香港のネイザンロードも、(一番ホンコン~!な感じ)高円寺の
商店街も、もちろん好きです。

が、「車で海沿い」というこの環境は旅感あふれまくり。

好きすぎてたまらん。何もなくても車で通りたくなる道。

今日はすんません、偏った嗜好を延々と語る、道路写真ばかりです。

いつもは運転手なのですが、助手席に乗った時はここぞとばかりに
写真撮ってます。

小児科に行くとか、コロッケ買いに行くとか、ビーサン買いに行くとか
些細な用事なのですが、「この用事レベルでこの道って何なの?!」と
その贅沢さに、また感動。

茅ヶ崎方面に走ると、どどーんと大きく富士山が見える場所があり、
毎回何枚も何枚も写真を撮ってる私。

夕暮れ時の帰り道は毎回大・大・大渋滞!でもぜんぜんよい。
むしろ、渋滞してくれてたほうが、ずーっと横向いて海を眺めていられる。

逗子から鎌倉に入るトンネルなのだけど、毎回ここでオットさんと
議論が始まる。

このトンネルが抜けた風景で思い浮かぶ海ソングが、どうにも食い違う。

私は間違いなく「左にカーブを曲がると 光る海が見えてくる」という歌詞が
特徴の「さよならなんていえないよ by小沢健二」!

絶対コレ。100パーこの曲。疑いの余地なくこの一曲。

たしかオットさんはユーミン。ユーミンのなんちゃららしい。
楽曲名も毎回忘れるんだけど、お互い「違うよ~!/ちげーよ!」と揉める。

だから一人のときは元気よく歌う。すんごい歌う。途中からフンフンフン~
になっても歌う。

通勤で日々この道を通っているご近所さんがいて、「羨ましい!!」と
言うと、それは違って、「通勤路」という名の日常風景になっているんだとか。

たぶん、私の中でここは、「頻繁に通らない非日常ルート」で、
そこを通る度に感動と旅情ボタンが押される仕組みになっているんだろうな。

今のところ、私の中で世界一の道に認定されている海沿いの一本道、
イチサンヨン。

これを上回る道が世界のどこかにまだまだあると思うと、それはそれで
ドキがムネムネするのであります。

8月25日 ニホンコン

ニホンコン

(毎週火曜日更新)
北京と香港に住んでました。今は湘南に住みながら中国語や異文化の先生をしています。ちなみに3人娘のおかあさん。

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