200キロの旅

ニーハオ、ニホンコンです。
我が家から片道100キロ、埼玉県の所沢に行ってきました。

目指すはもちろん私のお薬、いや薬なんかいらない体を作るための「お野菜」です。
以前こちらの記事でスーパーフードと題して書いております。

まずはお家にあったトマトたちにご挨拶。重たくて、ずっしりしていました。
お野菜の生産者、というか産みの父である「フミさん」いわく「細胞の数が違う」んだと。

一路畑に

フミさん、サングラスがイカしてるでしょ

道中では近況報告とか今の畑の様子とか、愛情かけて野菜たちを育てていること、
研究や改良を重ねて本当に体の中から元気になる野菜のすばらしさを熱く語ってくれる。

それが80をとうに超えたフミさんの生きがいであり、やりがいであるのがひしひしと、
いやビシビシと伝わってくる。

畑到着

もう全てが大振りで立派!こちらナスです。重たいわ、ガク部分の棘の痛いこと、痛いこと。

とよまさり、これは去年の秋に頂いたときに美味しすぎて争奪戦になったやつ。
これが収穫されるころ、カラスに負けないくらいの速さで駆け付けます!

「畑がよー、呼んでんだよ」といって、朝早くにまずは来るんだそう、今日はこれで2ラウンド目。
結局3ラウンド目の午後にネギをとりにいって夕方最終ラウンドに出かけるとか言ってたな。
もはや何だろう。呼吸をするように畑と会話してる。

暑かったー!1時間で汗だく!

「かぼちゃの種が出てきたんだよ、だから聞いたんだよ『どうしたい?』って。
そしたら『生きたい』って言うから畑に連れてきたんだよ」と。

こういう話、よく聞きます。畑に行くのが遅いとトマトたちが遅い遅いと騒いでいたとか(笑)
ああ、かぼちゃだって、トマトだって、みんなみんな生きてるんだなあと。みんなの歌で
出てきそうなセリフだ。

働き者の手!

一緒にいちごを収穫。こんな時期にいちご!と思いながらも一緒に摘む、がやり方が違う
のか、秒で怒られる(笑)。

ちなみに山ほどあるイチゴは冷凍していて、家にいるみづほさんがフラペチーノをつくってくれた。

「スタバなら700円は超えるな、千疋屋で食べたら1300円だな」と、ブヒブヒ興奮しながら
堪能。

あついので、トウモロコシの影に隠れたりする。となりのトトロでしかトウモロコシ畑を
ちゃんと見たことがない、新興住宅地育ちのニホンコン。畑なんて経験が皆無ゆえ、
いい年こいてますが、いちいち感動。

こんなのがはためいていました、でもカラス来るんだそう

「カラスよ~!黙って取らないでよー、ちっと何か手伝ってくれるならお礼に沢山くれて
やるのによ~」とぼやいていたフミさん。同情しながらも、「ここ狙うカラス、グルメ♡」
とちょっと思った。

このフミさんオリジナル農法で編み出された野菜たちはまさに「抗酸化作用」が抜群、
というかここ日本一じゃないかと思ってる。

歯も丈夫、内臓も問題なし、しんどいと言いながらも動けて、私と同じくらいの量のご飯を
食べて、そして寝る。野菜をつくって食べて元気でいるフミさんが、まさに証拠だなと。

私も食べていて体の中から元気になるので
こうして定期的に頂いているのです。

いつも感動のネギ、今日も暑い中ぐんぐん空に向かってました。

家にかえるとみづほさんがお昼の用意をしてくれていました。

料理上手な彼女は「こないだね、店より美味しいパスタが作れちゃって感動したので食べさせたい」
といって出てきたトマトパスタがこれ。

野菜はもちろん、彼女が編み出した沢山の調味料たちがぐぐっと発揮していて、
「いやこれレストランで食べたら・・」とまた下衆なことばかり考え、ああこういう人が
お母さんだったら、とかこの家の子になりたい、とかいろんなこと考えながらもむしゃむしゃ
食べていました。

ちょっとだけ自慢をするならば、香港に居た時に世界一周旅行中の彼女が1か月我が家に滞在。
帰宅前に「カエルコール」をして家につくと、「おかえりなさい~」とご飯が待ってた
疑似夫婦(笑)時代は、毎日おいしくて楽しくて私の宝物メモリー。

フミさんの畑で元気をもらい、みづほさんのご飯で癒されて、ぐるっと関東一周するように
合計200キロを一日で運転したのだけど、かえって元気いただいて帰ってきました。

昨日の今日なので感動と興奮冷めやらず。頂いてきた野菜をじゃんじゃん使って、
子どもたちに「今日のごはん、野菜だらけだよね」と言われるほど食卓にならべて食べたので
余計元気になったのか、今朝は朝からイエーイ!な気分です。

今日も暑いですが、元気な体つくって乗り切りましょう!

7月4日 ニホンコン

ニホンコン

(毎週火曜日更新)
北京と香港に住んでました。今は湘南に住みながら中国語や異文化の先生をしています。ちなみに3人娘のおかあさん。

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