あんこ好き
ニーハオ、ニホンコンです。
一週間が早すぎて、気ばかり焦る今日この頃。
こんな時こそ、甘いもので鋭気を養いましょう。
みなさん、洋菓子派ですか?和菓子派ですか?
私は洋菓子とか和菓子とかの二択ではなく、「あんこが好き」です。
美味しいあんこを求めてひたすらグルグルしたいのです。
この日はお江戸仕事で紀尾井町に打ち合わせで行った帰り、四谷まで
歩いたときに「ああ!久々の四谷!ならば絶対わかば寄ろう!」
と、同行した仕事仲間を道連れにしていざわかば。
「わかば」とは、東京三大たい焼きのひとつとも言われる、昭和28年創業の
古ーいたい焼き屋さん。
あとの2店は、およげたいやきくんのモデルとなったといわれる、麻布十番の
浪花家総本店と人形町にある柳屋。どちらも食べたことあります。
好みは人それぞれですが、私は個人的にわかばのあんこが断然好みなのです。
ああ、舞い上がって外観写真撮るの忘れた!
![](https://www.sakra.jp/wp-content/uploads/2022/03/EA889BA4-8BB2-4E3E-8E1C-14335A07CE51-1200x1600.jpg)
路地裏に入ると、遠目からでも分かる前前前世、もとい行行行列!
3時過ぎという変な時間にも関わらず、ちょうどお店からぐるっとL字に行列が
できていました。
![](https://www.sakra.jp/wp-content/uploads/2022/03/E06EA447-42DD-4826-902C-4856ACAD5433-1200x1600.jpg)
どうよこの21世紀に一枚一枚手焼きするっていう職人の技。
おせんべいしかり、たい焼きしかり、東京にはこういった昔ながらの手作りオヤツが
今だしっかり残っていて、根強いファンに支えられているのがよく分かる。
![](https://www.sakra.jp/wp-content/uploads/2022/03/537B0023-7C6E-44A8-89BE-1621E27DDB26-1200x1600.jpg)
![](https://www.sakra.jp/wp-content/uploads/2022/03/7DC2EB72-6812-40A2-87DA-645F5BC2BDE5-1200x1600.jpg)
なんかもう舞い上がる、舞い上がるのと、次いつ来れるか分からない!で
20尾も購入してしまった。
そして、「もう1尾、その場で食べますので」と追加。
![](https://www.sakra.jp/wp-content/uploads/2022/03/32C9B020-CE55-4D62-82AF-E32538B69AE1-1-1200x1600.jpg)
ああ!これこれ!
パリっとした薄い皮と、しっぽまでギュウギュウに詰められたあんこが
もう幸せのなんのって。あれ、私溺れそうになるほど日々いろんな打ち合わせやら
勉強やらでアップアップしてたのに、この瞬間ばかりは水面から飛び出て天に
昇りました。
こじんまりとした店内の中の一角にイートインスペースもあり、小さな椅子に
ギュウギュウと友人と座り、2人でアチチ、アチチと言いながらたい焼きをほおばる。
ああ、私こんな時間が欲しかったんだわ。
思えば年が明けてからというもの、1号の受験で家族の健康に気を使い、
2号のミニバスでは役員となり、3号の送り迎えをしながら、仕事の準備と
打ち合わせ三昧の日々。
無事に試験が終了した後は発表まで2週間という長さにモヤモヤと過ごし、
合格の吉報に涙し、その涙乾かぬうちに大量の書類の記入と銀行手続き。
終わったらやれ卒業式だ合格パーティーだと気持ちが慌ただしくて仕方ない。
緊張と悶々と感涙と焦燥のはざまであっちこっち旅してた気分。
日常から遠く離れ、わかばの濃いあんこでガツーンと甘さを体に入れて
幸せな気持ちになりながら思ったこと。
それは、「思うがままに動けて過ごせる時間」が久々に持てたという嬉しさ。
一緒に行った苦楽を共にする仕事仲間であり友人も、同じ釜の飯を食うならぬ、
同じわかばのたい焼きを食らい、次のハードルを越える鋭気を養ったに違いない
と勝手に信じ込んでいる。
つかの間のリフレッシュ、たい焼き1尾でどのくらい充電できたかは未定ですが、
4月に入った瞬間から押し寄せるビッグウェーブに乗って華麗なライディングが
できるよう、今から準備しておきます。
3月15日 ニホンコン
追記:本当のビッグウェーブではありません。仕事ウェーブです。