エビが食べたい
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ニーハオ、ニホンコンです。
いつかの山口フォトで「エビが食べたい」という記事があり。
私も「おお!私もエビ食べたいアルね!!」と思っていた矢先に・・
「土曜日、エビ釣り行って来る!」という次女。
なぬーー!聞き捨てならん。
なんでも、近所を流れる川でエビが釣れるんだとか。そして
そのあとカラッと揚げて食べてしまうこともできる、というのだ。
これは行かねば。是が非でも行かねば!這ってでも行かねば!
ということで、子供のお誘いに家族でぞろぞろと合流してみることに。
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友人家族が持っている釣り竿を借り、子どもたちが器用にも釣り上げていく。
最初にビビっていたエサの赤い虫も、最後にはひょいひょいとつけていた。
こどもってすごいなー。なんて感心をしていたんだけど、一番はしゃいで
いたのは大人たちだったりする。
「食べられる!!」は一番の原動力なのだ。
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そして別のお父さん友だちが、違うポイントで網でエビを取っている
というワイルドな情報を聞きつける。
なぬー!これも聞き捨てならん!と翌朝落ち合うことに。
朝6時に橋のたもとで待ち合わせ。
もはやそこには「よその夫さんと逢引き」感はゼロ。
網とバケツを持って集う「ただの夏休みの小学生」。
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この日のこのポイントでは目視でエビが見えるもんだから、
奴らとの一騎打ち。
逃げそうな彼らの退路を読んで「ええい!ぐわし!!」と網を引き上げる。
(ホントはもっとそうっと引き上げるのが正解だとか)
一気に3匹、多い時は6匹くらい網に入るので、釣るより手っ取り早い。
釣り糸を垂れながら待つのもよし、網でじゃんじゃんすくうのもよし。
エビ釣りこれ自由なり。
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ここ湘南は本当にのんきでそこらの人も屈託がない。
通りがかりのおじさんが「ほらほら、あそこに居るYO!」なんて
声を掛けてくれる。
どうやら上から見ると太陽の反射が無い分、エビ達がよく見えるんだって。
私はここぞとばかりにおじさんに、
「ここで魚も取れるってホントですかー?」
「何が取れるんですかー?」
『それって、食べられますかー?』(すんごい力を込めて)
と食い意地全開のいやしい質問をしていた。
(まあ、食べれなくもない・・かな・・と消極的な回答。ちぇ)
釣ったエビはその日によって違うのだけれど、多い時には90匹くらい
持って帰ることができた。
(半分以上お父さん友だちの釣果。釣ったエビを全部私の水槽に
入れてくれるという紳士。俺ジャイアン。)
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少しの片栗粉と塩コショウだけで、すんごいおいしい。
ビールが進むこと、進むこと。
テナガエビと呼ばれるこの、ほんとに手が長い海老は、梅雨の時期から
1か月ほどがシーズンだそう。しばらく網とバケツを手にせっせと
早起きをする週末になりそうです。
近所に住む友人に「ここの川のエビ、揚げて食べられるんだよー」
といったら
「『食べられる』というよりも、アナタは『食べちゃう』んだと思う」
と指摘された。嘘だと思うなら、一度釣ってみておくれ。
6月30日 ニホンコン