東奔西走
ニーハオ、ニホンコンです。
日本語で「とうほんせいそう」。中国語では「ドンベンシーゾウ」
(ピンインではdōng bēn xī zǒu)」といいます。
「東に西に奔走する」、要は忙しく動き回ること。
この夏は、まさに東に西にドンベンシーゾウ。
何がそんなに忙しいのか。
受験生の親!なう
です。
それにしても、今どきの中学生ってたいへん!
平日の夜は22時まで塾、日曜は朝から夕方まで塾。
また、今の高校受験のシステムは、「この県のどの高校いってもよーし!
ただし、難易度も天から地までぜーんぶありまっせ」みたいにボーンと
放り出されるシステム。
しかし、ここで生まれ育ってるワケじゃない私にとっては、
隣の駅が異文化に思えるくらい知らないことだらけ。
もはや、ルールなしのゲームに丸腰で参戦する感じ。
行ってきました説明会、その前に担担麺
夏は説明会シーズン。どこでも行けるとはいいつつ、毎日の通学を
考えるとドアツードアで1時間ちょいが限界。
薄目で見える学力でどこまで飛べるか着地するのかを予測し、
東は横浜、西は小田原までまさに東に西にドンベンシーゾウでした。
とはいえ、親の私なんてやることないからピヨピヨとついていけばいいんだわ、
と、早くも旅気分。
塾から直行する娘っこと、駅で待ち合わせる前に中華で腹ごしらえをしよう。
向かったのは小田原から海方面に一直線に歩いた先にある中華料理、「森羅」。
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ここの辛ーい汁なし担々麺をいつか食べようとチェックしておりました。
![](https://www.sakra.jp/wp-content/uploads/2021/09/BB2DD70B-CAFF-4B20-B351-470B6D585461-1600x1200.jpg)
お店は小さいながらも2組ほど先客がいて、ほどなくしてイッパイになってしまった。
こういう時、メニューを見たらいかんね。迷う。
迷い始めたらわからなくなるので、ここは初志貫徹。
とっととメニューを閉じて「汁なし担担麺ください!」が正解だ。
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運ばれてきた担担麺。箸つけてない状態でコレって、「絶対この器でかき混ぜたでしょ!ねえ!」。
早くも中国本土にワープした気分。
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はい、一口食べて早くも辛!でも、美味しい!!辛ウマでピーナッツの使い方もグー。
どこかで見つけたレビュー「大盛りにしかなったことを後悔」を思い出す。同感!
別のテーブルのオーダーを聞いていると「海老麺」がよく出ている。
食べたい、胃袋の余力もある!が、担々と海老の二杯食べるってどうよ・・
と自分を抑えて餃子の追加にとどめる。
やってきた餃子を食べていると、完全にビール気分。いや、でも昼間っから
1人でビール飲みながら餃子つまむって・・ってか私これから学校説明会!
と自分を抑える。
はたと説明会を思い出して、学校の評判でも聞こうとお店のおばちゃんに
声を掛ける。知らないことはローカルに聞け、が旅の基本だ。
コレコレこういうワケでこの学校行くんですけど・・というとおばちゃんは
鼻を膨らませながら「いい学校よー!歴史もあって優秀で(それ百も承知)
いけるといいわね~」と自慢そうに話してくれた。
私はお礼に台湾で買ったカゴバックの自慢したりと、お互い変な己の
自慢話で盛り上がりお店を後にした。
干物と潮風にちょっとだけ浮かれた町
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こういう時ひとりでいることに悔しくなる。「ねえ、見てみてーー!」って
やりたい衝動を抑える。(抑えてばっかだな、一人旅)
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肝心の説明会は、とてもいい学校ということはよくわかり、そして、おばちゃんの評判に
寸分違わず、とても、とても優秀だった。ここからバッタにでも七変化して、驚くほどの
跳躍をしたら行けると思う、そんな学校でした。
おそらくこの日は「母がひとりはしゃいで担々麺食べた日」という記憶だけが残りそうです。
通学って大変!
行く学校行く学校すんごい坂で大変!これはたまたま行った学校がそうなのか、
首都圏エリアで、広大な敷地を確保できるのが丘の上しかないからか。
いずれも心臓破りの坂やら階段ばかりで、ピヨピヨの付き添いはヘロヘロ。
ある学校。行きは「延々と坂をのぼった先に、更に階段134段!」ってもはや修行!
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横浜エリア、さすが坂の町。20分くらい延々と急勾配の坂。
登りは汗だく、下りは前のめりすぎてオットット状態。
それでも15歳はぐんぐん進む
ひとつ思うのは、15歳は思ったほど子どもじゃあない、ということ。
学校を見て、その合う、合わないを肌で感じ取り、自分の興味の矛先も
加味してターゲットを定めているようだ。もはや親がこんなに出る幕が
ないとは拍子抜けどころか、もはやでくの坊状態。
彼女の背中を見守りながら、2月までドンベンシーゾウします。
9月7日 ニホンコン