リトルチャイナな夜
ニーハオ、ニホンコンです。
中華が食べたいという純粋な気持ちと、再会を再開するために上野御徒町に行ってきました。
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待ち合わせは、私がかねてから行きたかった、上野御徒町にある「老酒舗」。
ここは、朝7時から中華朝ごはんが食べられるということで、いつか行きたいと
思っていたところ。花金(古)に来れるなんてのも気持ちがあがる。
お母さんである私、平日夜に出かけるなんて、ホント数年ぶりでオラ、涙がでそう。
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今宵のお相手はこちら、原氏。オットさんの親友であり、私も向こうの実家に
「ただいまー」と帰るような、親戚みたいな存在。
それぞれの仕事のことを、お互い夢や希望を語りながらも、相手の方向性や
いまひとつな箇所を冷静に指摘しあうという良い時間。
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さて、メニューからアガる、アガる。もはや右から左まで全部ください、と言いたい
気持ちをぐっと抑えて、常連である相棒に美味しかったリストを聞いてそれをオーダー。
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こちら、お店である味坊集団の代表のインタビュー記事をフムフムと読みながら
お酒とおつまみを待つ。
味坊集団は、羊やら餃子やら、テーマが異なる中国の東北料理を提供してくれる
レストラングループ。
すごいのはガチンコ中華ながらも、日本人が「美味しい!」と
思える絶妙なところに、ストライクの球を投げ、胃袋を鷲掴みにし続けているところ。
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だから、早い時間からも日本人のお客さんでいっぱい。中華好きとしては、日本の人が
パクチーとか羊肉とかをワシワシ食べている様子は結構レアであり、そしてうれしい。
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さあ、来ました1品目。「酸菜白肉鍋(スァンツァイバイロウグォ)」。
発酵白菜の酸菜と豚肉の土鍋煮といったところか。酸っぱいのがイケればかなりグーな味。
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ポテトフライ。クミンが「これでもか!」とかかっているのが新しい!んまい!!
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クミンといえば、「美味しいよ」と勧められたトマトハイ。
トマトハイにクミンがかかっていてスパイシーな美味しさ。
美味しいのでぐびぐび飲んでいたら、いきなり次のジョッキはアルコールがえらい強いのが来てビックリする。
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羊肉のパイ包み。中の羊肉のフワッとした臭みが鼻にくると、押し寄せる中華の思い出。
でもなんでだろう、「うわー。内モンゴルのトイレの匂いだーなつかしー!」といって
食べる私。おいしいのか美味しくないのか、それどっちなんだ?!(美味しいです)
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早い時間では、店員さんがテーブルで大量の春巻きを巻いていたっけ。話しかけても
無愛想に「あ、そうです」といってどっか行っちゃう感じもすんごい中国。
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一番先に食べなきゃいけなかった冷菜の重炝干絲(ヂョンチャンガンスー)、干した豆腐和え。燻製になっているのが新しくて、そして美味しくておすすめです。
ここはこれまでの大皿中華で大勢で円卓を囲むではなく、
日本の居酒屋感覚でちょいちょいつまみながら中華を楽しめるスタイル。そこもまたいい。
そうこうしていると、お隣で楽しそうに話している中国人の4人組団体様に
声をかけて、大興奮の会話劇が繰り広げられる。
その、楽しいこと、楽しいこと。(以下、日中の会話)
日:「これ何の会?」
中:「4人で新しいビジネスを立ち上げようと思ってね」
ニホンコン:「貿易?不動産?どの業界?」(中国のド定番二大ビジネス)
中:「フッ」(鼻で笑って)「秘密です」
日:「えー!教えてよ!教えてよ!」と粘る私。
中:「世界のどこにもないサービスを立ち上げるのです、2年後楽しみにしててください」
と。もう、その規模のデカさとスピードと、それをそこらの中華居酒屋で
ラフに話してる気楽さ。全てにおいて中国でクラクラしてきた。
私は私で、普段自分が考えている日中ビジネスの異文化差異だったり、今後の理想などを
食い気味で熱く語っては中国チームから拍手を頂き、いい気分になっていた。
しかし、相棒が撮っていた写真を見てびっくり。
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もう指さしてるわ、食い気味だわででホントすんません。
美味しい中華と再会と、旅みたいな出会いと中国の人との会話と、もう
今欲しいものぜーんぶが一気に来たような夜。
こういう時間を、今年はたくさんたくさん作ろうと思っています。
1月17日 ニホンコン