家具工房にて箸づくり@南房総

南房総にある家具工房、つなぎ

ニーハオ、二ホンコンです。
キャンピングカーの旅、第二部です。

今回の旅でのちょっとしたお楽しみは、「友人の家具工房にてクラフト体験」でした。

友人とは、北京時代の同級生、中田くん。中国語読みで中田は「チョンティエン」
というので私はずっと一貫してチョンティエンと呼んでいる。

チョンティエンが、中華系の出版社やら大手コンサルやらを経て、まさかの家具職人に
転向した話は聞いたことがあり。SNSで繋がっているので、千葉の南房総で工房を
営んでいることを知っていた。

今回、ン十年ぶりではあったけれど、以前から素敵だなあと思っていた友人の工房を
訪れてみたく、連絡。返事はもちろん中国語で「歓迎光臨」。ということで、
家族でお邪魔してきました。

クラフト体験はお箸、木箱、椅子の3種類を出してくれた中で、今回は
お箸づくり体験をさせてもらうことに。

この長方形の木からお箸を作ります

木はヒノキ、ここからお箸の形まで削るのです。
25年前に北京にいたときと同じ優しい感じで木の性質などを丁寧に話してくれる。
当時は大学を卒業した者同士で、何も獲得しておらず、何者でもなかった私たち。
今こうしてお互い何らかの専門を持ち、ステージが変わり、でもこうして笑顔で
再会できたことに、嬉しいと不思議とがない交ぜになったような気持ちになる。

この日のためにSNSで繋がれているかつての同級生にぶわっと声をかけ、メッセージを
貰っておいた。中国語でメッセージを返してくれる同級生もいたりなど、これを機に
また皆と連絡が取れてちょっとうれしかったり。

最近木工に目覚めたオットさん、食い気味で聞く。
子供たち、「チョンティエン、男の人なのに爪がキレイだったー」と感想。どこ見てんだか

まずは削り出す作業を。

専用の枠に入れてシュッシュとカンナで削る、ひたすら削る。
ただそれだけの作業なのだけど、これがまた集中するし、いい時間。

まさかの1号と2号がすんごい上手ですんごいスピードで、しかも上手に削っていく。
ちなみに大人のほうが上手かと思いきや、私とオットさんがひどい出来栄え。

邪念だ邪念。間違いない。

3号は私が一緒にやったり、チョンティエンが見てくれたりの作業
大量のかつおぶし、ならぬ木くずがでます

カンナは初めて使ったけれど、シュッシュというあの小気味よい感覚が気持ちいい。
そう、何か全然違うことに没頭する、というのはサイコーのリフレッシュであり、癒しなのです。

この箸削り台もチョンティエン制作、職人の技がチラ見えします

ここまで削りました。でも1号2号のはもっと先が細っっこくて上手だった。

そこからこれまた小さなカンナで角を削り、ヤスリで磨いて仕上げていく。
こう書くと簡単なのですが、実にここまでくるのにかなりの時間。時計こそみなかった
けれど、なかなかの作業でした。

最後に焼き印をつけて、目印にします。これがまた人によって超難航!

絵心のある1号はとっとと思いつくままに自分のお箸の模様をつけて、大満足。

3号はまさかのスポンジボブ?的な顔を書いて2本くっつけると完成する、みたいにしていた。
思い出したのは、昔よく見たハートのペンダント。真ん中で2つに割れていて、カップルで
1つずつ付けるみたいな。

一方、絵心よりも外で体を動かしているほうが好きな2号と私はウンウン悩む。

工房の一角、道具道具道具!

チョンティエンの工房は、たくさんの道具や材料に囲まれていて、もう一流の職人さん。
もはや北京時代の同級生が~なんて枕詞は不要で、「家具職人の中田さんは、かつて
北京に住んでいたことがある」といったほうが正しいかと。

(でも家族全員でチョンティエン!って呼んでます)

奥からオットさん、2号、3号、1号、一番手前が私。絵心ない人は名前に走るのが無難

最後に油を塗って完成!丸1日乾燥させたら使えるようになります。

最後にここのカッティングボードも買ってきたのだけど、それはそれは丁寧なつくりで、
本当に素敵なものだった。

なんとチョンティエン、ここから数か月で、フランスに納品するためのカッティングボードを
500枚つくる予定なんだとか。お箸1膳でてこずっていた私には気が遠くなりそうな話。

それでも、友人がこうして頑張っている様子を間近で見ることができたこと、家族を紹介
できたこと、短い時間ながらお互いの頑張りを見る聞く話すことができたのは大収穫。

チョンティエン、今回はありがとう!このお箸が短くなったら、替え時になったらまた行きます!

チョンティエンと工房

家具工房 つなぎ

千葉県南房総市上堀230

https://www.tsunagi-kagu.com/

オーダー家具なども受け付けています。オンラインでカッティングボードを売っているYO。
南房総に行かれる方はぜひ工房でクラフト体験をどぞ!

4月5日 ニホンコン

追記:帰宅して真っ先にこのお箸で食べたのがペヤングだったというのだけが痛恨の極み!

ニホンコン

(毎週火曜日更新)
北京と香港に住んでました。今は湘南に住みながら中国語や異文化の先生をしています。ちなみに3人娘のおかあさん。