アジア飯うまし

ニーハオ、ニホンコンです。

アジア飯、いや限定するなら中華と韓国料理がおいしい。
最近おいしかったもの回顧録です。

1.横浜市南区「永福拉麺」

「なんだこのたたずまい!行くしかないっしょ」

1号の高校の文化祭の帰り、近所で見つけた拉麺やさん。

入ってみると、イートインもありながら、麺やスープも売っていて
家で作ることができる麺屋さん。

聞くと、もともと「永楽製麺所」という名前で中華街に麺を
おろしていた麺&点心屋さん。

中華街にある店舗は閉めてしまったそうなのだけれど、熱いファンの
声により、ここ横浜の六ッ川で再開したんだとか。

いつかここでラーメンや焼きそばを食べてみたいな。
アクセスが不便なのが難なのだけれど、なんとかこっち方面に用事を
作って、帰りに寄ってやろうと企んでいる。

2.新大久保「くるむ」

毎月のおたのしみ&癒しの時間、韓国語の授業。
牛歩の歩みの韓国語を、やさしく教えてくれるのは土曜のこいけはなえ。先生。

この日は(も)時間が押してしまい、あわやランチ難民になりかけのところを
グルメなはなえさんがパパパとお店に連絡をしてくれて「サムギョプサル食べよう」と。

大量のお野菜でくるむサムギョプサル、聞くと残ったらジュースにしてくれるんだそうな。

お肉食べると野菜不足になりがちなところを、これは嬉しい楽しいご飯!

この時は中国語仕事が佳境で、観たい韓国ドラマもぐっと我慢していた日々。


韓国ドラマは何がいいかって、食事のシーンが全ておいしそうなところ。
大好きなごま油&ニンニクの世界に浸れて、幸せなことこの上ない。

匂いがつくから、と荷物はぜーんぶ袋に入れるのです。おもしろーい。

大量の野菜を何枚か重ねるのがミソだとか。迷わずエゴマをチョイス。
こんな生のエゴマ、なかなか食べられませんて。

ビビンバ。「ビビン」は混ぜる、で「밥(パップ)」はごはんの意味。
勉強しだすと、この上なく合理的な言語でほほーの連続。

食べながら気持ちは韓国に飛び、あれやこれやと兵役のこととか、今の韓国事情に
ついて質問しまくる。その国のことは、その国が大好きで言語が達者な人に聞くのが
一番。流石よく知っているし、その人の見解も聞けるのでとても勉強になる。

最後はお待ちかねの「残った野菜で作ったジュース!」。が、

「ねえ、これってあの野菜をホントにジュースにしてるのかな?」と怪しむ私。

「大量の野菜は次のお客さんに使いまわし、ジュースは作り置きを出す」
と考える私は、根がひねくれてるのか、中華圏に長く居すぎて疑い深くなっているのか、
よくわからない(笑)。

3.銀座、というか日比谷「添好運(ティムホーワン)」

秋晴れの気持ちよい日。母が実家から上京するとのことで、一路銀座に。

ランチはいろいろ考えたのだけれど、母との共通点はやっぱりアジアなので、
ミシュランで星を獲得したという、こちらのお店に。

いっつも激込みという噂を聞いているので、この日は朝イチを狙って1番乗り。
お店の人にも「いいですね~アナタ1番ね、ゆっくりしてってね~」なんてカタコト
日本語で声をかけられて、いい気分で着席。

私は定番の中国語の練習。いつも中華な名前のスタッフを見つけては
「どこ出身ですかー?!」と話しかけてしまう。

ああ、メニュー取るの忘れた!全種類食べたいくらいでしたが、それでも
半分くらい制覇!

ハーガオ!

蝦餃とかいて広東語でハーガオといいます。

Long time no see you!会いたかったとはこのこと。
何もつけなくてもおいしいです。というか何も調味料が無かった(笑)。

シュウマイもおいしかったなー。もう、懐かしい以外の言葉がなく、ただただ、
匂いと味を楽しんでました。目ェつぶったらそこは香港です。

グロテスクですいません&ピント外れてて逆によかったモミジ!私が全部食べる
つもりでオーダー。ガブリとかぶりついて、ペッペと関節を出していくのです。


「この部分を食べようと思った中華の人ら、すごい!」と、勝手に褒め称えながら
大量の骨をペッペとしながら、コロナ騒動以降会えていなかった母に、
ひとしきり最近の近況報告をしながら食べまくる。

まだしばらく旅行に行ける感じではないけれど、探せば一瞬でひとっとびできる
食文化がたくさんあり、しかもそれがなかなかの現地レベルで出てくる。

そして、家族や友人とキャッチアップをしたり、いろんな情報交換をしながら
ゲラゲラ笑ったりフムフム言いながら食べるご飯も、またスパイスとなって
がぜん美味しくなったりもする。

美味しい旅、しましょう。

10月4日 ニホンコン

ニホンコン

(毎週火曜日更新)
北京と香港に住んでました。今は湘南に住みながら中国語や異文化の先生をしています。ちなみに3人娘のおかあさん。

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