バリで出会った言葉たち

バリからもう1カ月、まだ1カ月という感覚。
日常に戻って日本の師走を急ぎ足で駆けている自分は、書くことで振り返り、
あの時の空気と仲間と言葉をもう一度取り出してみては噛みしめるとします。

リトリートだけど、自由にしていいから

これはNOBIオンラインサロンの主催者、のんちゃんことノリコ先生の言葉。
こんな自由で気楽で楽しいリトリートは、なかなかなかろう。

そもそも参加者はNOBIオンラインサロンのリトリート、サロンメンバはもちろん、
サロンのメンバーではない方からの参加もありました。

ピラティスもヤムナの経験も、最初からやってますという方も、いやサボり気味で・・
の方も、初めてボールを触る人もそれぞれ。

そして、その異なるバックグラウンドを「全員オッケー、無理しなくていいから」と
カラッと言ってくれるのが嬉しいところ。

しかも「スケジュールはあるけれど、全部出なくてもいいからね。今日はゆっくりしたければ
クラスに出なくてもいいし、お部屋にいてもいいし♡」って、どんだけ自由なリトリートだよ!

実際、1晩だけお部屋をアップグレードして午後中クラスをスキップして部屋のプールで
泳いでいたというメンバーや、別のところくつろいでいたという方もいた。

思いっきりその場を楽しむのもオッケーだし、静かに一人で居るのもオッケー、
その場その場での「こうしたい!」は人それぞれ。

それをとっても大切にしてくれる、だからこそ皆が自分らしく居られて、
初めましての間柄でも心地よくて温かな場が生まれるんだろうな。サイコーです。

リトリートは、ディズニーランドだから

リトリートの全体を取り仕切っていたスーパー敏腕マネージャーのまりこさんが
ぽろっと言っていた言葉。まさにその思いが全て形となったランド以上のものを
私をはじめ全員が受け取ったのではないかな。

どれだけ楽しんでもらうか、に長い長い準備と膨大な作業とタフな交渉の連続。
心が折れそうになったことも、一度や二度ではなかったかと想像する。

それでも、全ての瞬間において、「堪能」という二文字では足りないくらい、
堪能の玉手箱、いや玉手箱から溢れ出てこぼれ落ちるくらいの体験をさせてもらったな。

これが見せたかったの!といって連れてってくれたビーチのサンセット

見せてくれる景色や連れて行ってくれる場所から、震えるような感動を味わったり、
うっとりするような時間を過ごしたり、美味しすぎるご飯に手を叩いたりと忙しく。

夢の国と同じかそれ以上に、帰国してからも思い出しては幸せな気持ちに、今も尚
ひたっております。

私は何も持ってない

リトリートは竜宮城なんじゃないかと思うくらい、1日が濃密。昨日初めましてで会った筈
なのに、お互い長いこと知っているような気持ちにもなる。

きっと割と早い段階から「私はこういう人です」という自分をばーんとさらけ出すから、
ぐぐっと距離も縮まるんだと思うな。

それがNOBIのリトリートだからなのか、バリの解放感がそうさせるのかもしれないし、
それぞれが参加を決めた瞬間から、何かを脱ぎ捨てようとしていたのかもしれない。

でもいい具合に皆の気持ちが開いていった最終日のプログラム「ブレスワーク」では
その思いが炸裂したような。

ブレスワークは本当に言葉で言うと難しいのだけれど「呼吸と自分の旅」とでも言おうか。
これをすることで、自分の奥底に沈んでいる感情や思いが顕在化するという。少なくとも私は。

ああ、難しい!これ以上言うと怪しいとか言われかねないので、興味のある方は是非体験して
見ることをおススメしますが、何を感じたのか、思ったのか、はてまた見えたのかを皆でシェア
した時に、1人のメンバーがこんなことを言っていた。

「みんなが素晴らしすぎて、私は何も持っていない」と。

わかるー!皆魅力的すぎて自分がちっぽけに思えてしまうってやつー。皆さんの
身の上話やこれまでのストーリーが素敵すぎて「オラ、何して生きてきたんだ?」って
なるくらい、ホント全員魅力的。

その後彼女が何を言ったのかはちょっと覚えていないのだけれど、みんなちゃんと
それぞれが違うけれど、それぞれにいいものを持ってるんだよなー、と心から思う。
実際、人に恵まれて幸せそうに暮らしている彼女はツヤツヤしていて、カサカサの私は
少し分けてもらいたいくらいだったな。

その時に集まったメンバーでしか出せない化学反応が起こる

これは毎回ノリコ先生が言う言葉。

本当にその通りで、一期一会とはこういうことかと思うくらい、このメンバーだからこその
空気の色みたいなものがある。ハプニングも含めて全てそれが事前に用意されていた演出
みたいに、旅が彩られて創られていったなあと。

あの数日間は、他人から見たら「バリに旅行にいってきた、以上」なのだけれど、そこに
集まった人との化学反応でいろんなうれし涙も思い出し涙も鼻水も、いろんな感情が
ダダ漏れてバリの地に流してきた、ある意味浄化の時間。

ああ、思い出して書いているだけでも幸せな旅って、どんだけ素敵なんだ!
長くなりましたが、こんな言葉に出会ったよ話。

師走の忙しい最中、お互い暮れまで走り抜けましょう。

12月9日 ニホンコン

ニホンコン

(毎週火曜日更新)
北京と香港に住んでました。今は湘南に住みながら中国語や異文化の先生をしています。ちなみに3人娘のおかあさん。

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