ああなんて素敵な時間だ。リトリートin Bali.

リトリートから帰ってきました。
友人からの「リトリートって何?」という質問に、何度答えたか答えてないんだか。
私もうまく言えないけれど、ネットでググると「日常から離れて静かな場所でリセットする」
らしい。
うーむ・・合ってるような合ってないような。
言葉で説明するとキレイにまとまりすぎるけど、私にとってはそんなシンプルでサラッとした言葉
なんかじゃ収まりきらない、もっとあったかくて、ずっしりとした何かを持って帰って来た気がする。

去年の今頃参加した時には、あまりの感動に「絶対に忘れるまい!」と思い出を風呂敷に
包むようにして大事に大事にお守りのように抱えて暮らしていました。
とはいえ、自分を取り巻く環境で自分のこと以外にも家族のことや仕事のことで、なかなか
色んなことが起こる訳で。いつの間にか自分は二の次で家族の心配をしたり、他者の都合を
優先したりすることに一生懸命になっていました。
春先に勢いで「行きます!」宣言したものの、現実をひっぱりまくり&後ろ髪惹かれ
ながらの出発。もし行きます!宣言の時に勢い弱まって迷っていたら、行かない理由は
山ほど浮かび、1周どころか3周回って結局日常にとどまる選択をしていた可能性も大。

5日間のリトリートは、そんな自分のガチガチに固まった日常のルーティーンや、思考の癖
をゆっくりゆっくり解きほぐしていったような不思議な時間。
何がそうさせたのか。バリのなーんにもないところで、普段入りまくるであろうノイズが
一切入り込まない中、ピラティスとヤムナで体を整えて、呼吸するという、ただただ贅沢な
時と場所。
そして一緒に過ごした仲間たち。初めましてなんだけど初めましてじゃない。1日1日が濃密
すぎて「昨日の初めましてが遠い昔のこと」みたいに思えながら、日々食べて笑って、そして
時に涙してました。
たった5日間だけだったけれど、一緒に過ごした仲間はもはや運命共同体。全員愛おしくて
今でも会いたいので、ここ日本の片隅から精一杯手を振るとします。
結局南極、あれからスッとまた日常に戻り、戻った瞬間からバタバタな毎日は相変わらずか
それ以上なのだけれど、私は胸にしまった思い出の箱を時に開けてみては、あの時聞こえた
鳥のさえずりと川のせせらぎと皆の笑い声と静寂に、ニンマリしながら「そうそう、大丈夫
大丈夫」なんて思っているのです。あぶないでしょ(笑)
リトリートとは、人によって受け取り方はさまざまで、なかなか言語化しにくいのだけれど、
私が表現するならば「日常から離れる旅でありながらも、普段浮き上がってこない感謝とか、
ホントにホントの大事なものは何かを確認できる時間」。
そういう点ではもう、行ってよかった!なんてもんじゃない。生まれ変わったというと
大げさだけれど、ちょっぴり要らない殻を脱いで脱皮した気分。
帰国して1週間経とうとしているけれど、現在は、割とシンプルに自分の心に耳を傾けられ、
これからの過ごしかたに胸躍らせている気がします。
2025ラストに、こういう時間が持てたこと、そして勢いもありながらも自分の羅針盤を
東南アジア方面に向け、素敵な時間を過ごせたことが嬉しくてたまらない。
1回で書ききれまへん。次週に続くとします。
11月25日 ニホンコン
追記:1回目のリトリートの話を、noteに書いてあります。こちらも良かったらどうぞ。
これは、私たちの解放物語~リトリートin Bali vol.1 ~
That’s Ubud! -リトリートin Bali Vol.2-