うまいぞ!香港

ゾーサン(広東語でおはよう、かわいいでしょ)、ニホンコンです。

香港、相変わらず美味しいです。食べたモノを写真で振り返り。

雲吞麺

尖沙咀(チムサーチョイ)にある「池記」。このエリアは観光地エリアなので飲食店も相場が
高め。下町エリアに行けばもう少し安くて同じくらい美味しいものが食べられるのだけれど、
母と歩けるギリギリエリアということで散歩がてら。

今や香港出張で私よりも詳しいオットさんから仕入れたお店情報で、比較的キレイで美味しくて
現実的な価格。それでも45香港ドル(1㌦19円換算、900円弱)するのは、25年前と比べても倍!

しかし母、美味しい美味しいいいながらも、初日からこの硬めの麺をかまずに飲み込みながら
食べるというせっかちさを発揮し、この後胃もたれするというトホホ話もついてくる・・

シウマイ

日本のシウマイと思うなかれ。ただのモチモチの餅みたいなシウマイです(笑)

昔は串にさして売られていたのだけれど、ここはカップに入って売られていた。
お店のおばちゃんが終始イライラしていてケンケンした対応に「わー!香港だわー」と
妙に懐かしくなる。

ここ数年、中華圏というと台湾に立て続けに行っていて、あの優しくてホンワカな対応に
慣れきっていた私は、この香港に住まう人々のピリッとした感じに懐かしくも引き戻される。

食べられないけど、写真だけ。チャーシューたち

茶餐庁(チャーチャンテン)

いわゆる香港ファミレス。朝はモーニング、昼はランチ、午後は「下午茶」というティーセット、
夜はディナーとおはようからおやすみまで賑わっているところ。

午後の2時すぎというのに大賑わい
店の外にはこんなパンやエッグタルトが、全部食べたい!

母はシュワっとしたいといってスプライト、私は香港を味わいたくて「鴛鴦茶」という
コーヒーと紅茶のハーフ&ハーフ茶。これがまたうまいんだな♡

定番のエッグタルトもマストで食べます。エッグタルトは元々ポルトガル領だったマカオが
発祥で、それが香港をはじめ広東省一帯に広がった食べもの。

香港式はプリンみたいな柔らかさ。今ではマカオに行かずとも香港でマカオ式が食べられるので
食べ比べをするのも、旅の楽しさかも。


こちらがマカオ式。表面に焦げ目がついているのがポイント。どちらが好みかは人それぞれだけど
個人的にはマカオ式が好きだなーと。

飲茶(ヤムチャ)

今や日本でも食べられるヤムチャだけれど、ガヤガヤと喧騒の中で食べるのが現地式。

残念ながらコロナ禍以降、ワゴンで運ばれてくるスタイルがすっかりなくなってしまい
どこもオーダー式でテーブルまで持ってきてくれるのが定着しつつある香港式飲茶。
(まだ数件残っているという話も聞く)

それでも、飲茶=午前中という香港だったのが、ここにきて「24時間営業」なんてのも
出てきたのは面白い。ここはワゴンではないけれど、自力で取りに行っておばちゃんに
伝え、オーダーの紙にチェックマークを入れてもらうシステムの「ややムズイ」飲茶に
トライ。

エビシュウマイは「蝦餃(ハーガオ)」は覚えているが、他のメニューは広東語でいえない
ので「呢個(ニゴ)」と指させばオッケー。じゃんじゃん人が来るのである程度列に並び
つつもグイグイいかないといけません。

時折ワゴンで運ばれてくる美味しそうな揚げものがあるけれど、お腹イッパイになり断念。
次は沢山で訪れたいところ。

物価やいかに

昨今、欧米旅の物価の高さが取り上げられ、ハンバーガーとコーラだけでこんなに!
という話題に溢れていますが、ここ香港も同様。

旅して分かったのは「他国の物価が上昇した」のもありながらも、とにかく「日本円が弱い」。

1香港ドルは米ドルとのペッグ制(固定相場制)を採用しているので、円安ドル高の
現在は、同じく香港ドルも強くなる。よって香港旅も割高感は満載。

香港の旅では、毎回食べそびれたものを空港で食べるのが定番で、今回も細麺の焼きそばを
食べ損ねたのでオーダー。ただでさえ街中より割高な空港飯。

多分私の人生で一番、「これでこんなにするの?!」ご飯でした。高すぎて胸にしまっておくとす。

10月21日 ニホンコン

ニホンコン

(毎週火曜日更新)
北京と香港に住んでました。今は湘南に住みながら中国語や異文化の先生をしています。ちなみに3人娘のおかあさん。

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