WELCOME TO 海沿いの町

あれ？梅雨どこいった？っていうくらいの日差しと気温。

お天気ニュースで「今年の梅雨入りは早いですよ～、長引きますよ～」なんて
言っていて、げんなりしていたというのに、こんなにも早くTHE夏！が来るとは。

まあ、いいんです。今年も短い夏がやってきましたし。
毎年「ここに住まう人は、夏で一年分遊ぶんだ！」と、関係ないご近所さんまで巻き込んだ
あたかもこのエリアの全員の意見をのたまってますが、あながちハズレではない気が。

海沿いに越したいんです

という声を都心部に住まう方からよく頂きます。スーパーWELCOMEです。

どうですかー？と聞かれるのですが、だいたいネックになっているのが「通勤」。
やっぱり通勤しんどいですかね？と。

分かる、痛いほど分かります。我が家も「都心部から遠い」は一瞬考えましたが、今では
何とも思ってません。

私もしょっちゅう都内で仕事、なんていう週もあったりしますが、駅を降りた瞬間に
潮の香りがすると「帰ってきたぞ」感満載。

都会の便利と潮風を天秤にかけるなら「毎日電車で揺られてでも海沿い」が圧勝なのです。

海沿いに住む、というのは実は「ライフスタイル丸ごと引き受ける」みたいなものだと。

お天道様浴びて、皆ちょっと陽気になるのか、住民はオープンで人懐っこい人ばかり。
自分ももしかしたら時間の経過と共に海フレーバーが降りかかってるんだろうなと思うけど。

あと、メリットといったら「魚が美味しい」こと。あとはお金かけずとも楽しく遊べるので
「物欲がなくなる」ことかな(笑)

あれ、もっとある気がするんだけど。とっても気持ちがいい、という感覚的なものでしか
ないのと、ちゃんと言語化できないのが惜しすぎる。

デメリットというか「違い」を挙げるなら

もはやデメリットとも思っていないので、だいぶひねり出しますが、引っ越したいという人が
割と都心部の人が多いので、都会との違いを挙げてみました。

①車は必要です。都心部みたいに駅から徒歩圏がナイス！という価値観は全くなく、
海まで何分、みたいな感覚のほうが強いので、だいたいは駅まで自転車とかバスが住まいに
なります。

電動自転車もアリなのですが、美味しいお魚やお野菜、ケースごとお酒を買い求めるとかで、
車は都会の自転車並みに使います。そして母はもれなく送迎タクシードライバーです(笑)

②家の中砂だらけになります。我が家だけかもしれませんが、海から上がって流して流して
流した筈なのに、なぜかベッドがジャリっとする説。

③「ビーサン＝靴」になるので、その感覚で電車に乗っちゃうと危険。以前表参道にピラティス
のレッスンに行ったとき「ゴムぞうり！」と笑われました。ビーサンで行けるのは横浜まで、と
ここら界隈の人と言っているけど、ホントかどうか謎。

④家の値段暴騰してます。10年前の約倍といっても言い過ぎじゃないくらい。もう空き地があれば
家が建つ、というくらいなので、都心部からえいやっと離れる割にぜんっぜん地価が下がりません。

⑤夏は風向きにもよりますが、南風の場合、3時前には洗濯物を取り込まないとベタベタします。

まあ、挙げるとするならこんな感じです。ま、④以外は笑い話ですが、今から引っ越しや
物件購入を考えるのであれば④が懸念材料かと。

改めてじっくりゆっくり地域を考えてみましたが、プラスにマイナスをさっぴいても、
やっぱり「大いにプラス」が残るところかなと。

私が気に入って暮らしている海の町は、こんな感じです。

6月17日　ニホンコン