だから言ったでしょ。

おはこんばんちは。飯塚です。

やはり気温がグッと下がってきました。夏は終わったか…。車に積んでいたビーチグッズを片付けて、夏の間に溜まった砂も掃除機をかけました。

これからは息子のバスケットボールの練習やサッカーの試合に何人か乗せたりする日常が再開。お客様を乗せるのでちょっとはきれいにしなきゃね。

そう言えば、先月、夫と息子達はボートで野生のマンボウを見ました。こんな風に泳ぐんですね。

高額な日本食レストランにはなかなか行かない。

先週、海外の日本料理屋について触れました。

なんとなくずっと書こうと思いながら書けない。なぜなら普段あまりにもそれ系の外食をしなかったから、に他なりません。

「なんちゃって日本料理屋」は高い、不味い、で不愉快になる。

だいたいこれがお決まりのパターンなんです。

全く料理しない人なら行くんでしょうけど、私はだいたい自分で作るので日本人オーナーではない日本料理屋だと突っ込みたくなる。

美味しい店、そうではない店、新しい日本食レストランは在外日本人でも話題になります。

シティの日本食レストランのお寿司は結構美味しかったです。

パリやロンドンみたいな都会だと競争も激しいし、お客さんのジャッジも厳しいのでクオリティは高いです。我が家もロンドン、アムステルダム旅行では美味しいラーメン食べました。

ロンドンのラーメン、美味しかったし大満足。

田舎の町に日本食レストランが出来ました。

そんな私たちですが、夏休みに日本食レストランに行きました。

実は昨年末に我が家から車で15分の町に日本食レストランができたのです。

メイン通り、確か2年前くらいにイタリアンのレストランが閉店した場所。

オープン前に内装がちょっと見えて気にはなっていた。

オープン後は会う人会う人から挨拶代わりに

「ねぇ。新しい日本食レストラン行った?」

とか

「新しい日本食レストラン良かったよ」

「凄く気に入ってもう2回も行っちゃった」

などと言われる日々。

ここに住む人はみなさん買い物に行く町、狭い世界で新しくできる日本食レストラン、話題沸騰なんですよ、この界隈では。

息子達も友達から同様に聞かれるらしく、

「ねぇ、新しくできた日本食レストラン行こうよ!みんなあそこはいいっていうんだよ」

などとせがまれ続け。

でも、オープンしたばかりの人気店。予約しなきゃ入れません。

平日はバスケの練習、土日は試合ばかりでいったいいつ外食すればいいんだ?

となぜか先延ばしにし続けて挙句にすっかり忘れてしまいました。

夏休みの終わり、

「そうだ!またバスケとサッカー始まったら忙しくなるよ」なんて話になって噂の日本食レストランに行くことに。オンラインで予約もしました。

ま。そうだよね。

で。張り切って行きました。

男児達は期待しているよう。

内装は落ち着いていい感じ。

夫は豚骨ラーメン、次男は醤油ラーメン、長男は天丼、娘はお子様メニューのフライドチキンとフライドポテト、あとはみんなで食べようとお寿司、唐揚げ、餃子をオーダーしました。

結果的に。

ラーメンは大外れ。

スープにコクもなく、何出汁かはわからないけど旨味ゼロ。チャーシュー的な肉はなぜか固い焼いた牛肉。たくさん載せてくれたけれど、ごめん、食えたもんではなかったから二人揃ってほぼ残してました。

麺も柔らかくて、次男はナルトだけ気に入ってました。

あ、このラーメンとチャーシュー的な牛肉、だいぶ前にアイリッシュの知り合いが「美味しいラーメン食べたから行きなよ」と勧められて行った激まずラーメンと似てるな。もしや同じ人が作ってたりして。

出てきた瞬間に「うわー」とか失望しながら撮影したいつかのラーメン。

天丼は量はめちゃくちゃ多く野菜の天ぷらがガッツリあったけれど何しろお米が不味すぎて食べきれず。

唐揚げはあまり味付けされておらず衣は天ぷら風。

餃子は冷凍食品を焼いたもの。最近はAJINOMOTOの冷凍のがこちらでも買えますからね。

お寿司は巻いているネタ、酢飯の味を全てわからなくするようなたっぷりかかったスパイシーマヨネーズの味しか印象に残らない。

食事中「美味しいね!」みたいな会話は一切なく、だからといって他のお客さんが周りにいる手前「最低」「不味い」とも言いづらい。

顔を歪ませながらも各々が粛々と食べられるものを口に入れる。

あれ、今日はお通夜でしたか?

5歳児だけは久しぶりの外食は楽しそうではあった。

味はともかく、量は多かったのでラーメンも天丼も残してしまいましたが、罪悪感はあまりない。

一応断っておくと、「もったいないオバケ」に取り憑かれた昭和女なので本来なら食べ残しはしたくない主義です。

でもさ、仕方ないよね。不味すぎるし無理だよ。これはなんというか、人には死んでほしくないけど凶悪犯は死んだ方がいいんじゃないか?みたいな心境。食べ物はもったいないけど、こんなに下手に調理する人が悪いんだから残すしか道はない、という。

ラーメンを楽しみにしていた8歳児は誰の目に明らかなくらいに落胆し、肩を落としながら駐車場までの道をトボトボ歩く。

夫は「いや、だからさ、あんまり期待すんなよ、って言ったけど、仕方ないよね。子供だから期待しちゃうか。ロンドンのラーメン屋は日本の会社だからちゃんと美味しかったけどな」

私も

「アイルランドの人が美味しい、って言う日本料理なんてあんなもんだよ。みんな知らないし、シェフだって日本に行ったことなんかないんだから。もうこういう店に来るのはやめようね」

と宥めながら、肩を抱いた。なんだよ、可哀想すぎるな。久しぶりに外食したのに。

これも社会勉強って事だよね。

いや、行く前からなんとなく予想はついてましたよ。中国人オーナーでスタッフに日本人いない。とかは事前情報入ってましたし。

だけど。行かないとわからないもんね、仕方ない。

外食は値段も安くないし、これならたまに行くファーマーズマーケットで美味しいエチオピア料理やブリトー、インド人のカレー買う方が何十倍も満足感ある。あれはちゃんとその国の人が本物を作っているから。

近所のファーマーズマーケットで買うエチオピア料理、カレー、ブリトー、鶏レバーパテは不定期で買いに行きます。

そして、子供達はママの作る日本食は美味しいとわかった様子。

というわけで、今までのスタイルは今後も変わらず、外食はそんなにしないだろうな。

自作のキクラゲトマト酸辣湯麺。チャーシュー作ったスープを活用。あの日本食レストランのシェフに食べさせて、我々の支払ったラーメン代を返金して欲しいくらい。

せっかく食べに行くなら美味しい物を楽しくいただきたい。まるでお気に入りのおもちゃを紛失したかのようなあの時の息子の顔を思い出しながら、あれは苦い思い出としてまた今後もネタとして話題になるんだろう。

おうちごはんが最強、ではありたいけれど、たまには近場で「美味しい外食」したいなぁ。

自分で作る和食が最高説。でもらたまには誰か作ってくれー。

西果て便り

(毎週木曜日更新)
世界放浪の後にヨーロッパの西端アイルランドに辿り着く。海辺の村アイリッシュの夫、と3人の子供達(息子二人、娘一人)と暮らしています。