収穫祭2020
おはこんばんちわ。
飯塚です。
食欲の秋、実りの秋。
我が家の庭は収穫の秋を終えました。
賑やかな庭は先月辺りからずいぶん寂しくなりました。
畑作りは1日にして成らず。
2018年に越してきたこの家、今年は2年目の収穫でした。
何十年も世話をかけられてなかった土は痩せていたこともあり、昨年度はじゃがいもや玉ねぎなどは市場に出回っているよりもはるかに小さく、あまり風味もない状態でした。
冬の間、夫は畑作りに勤しみました。
我が家で飼う鶏の柵は数ヶ月おきに庭内を移動させて鶏の糞を堆肥とし、家から車で5分のビーチの海藻をトレイラーで取りに行き、畑に撒く。
たまに近所の牧場に牛の糞を取りに行く事もありました。コンポストを作り、コーヒー屋さんからコーヒー糟をもらう。
去年のじゃがいもの葉、写真撮っとけば比べられたのにな。
今年はその成果が如実に現れてました。
玉ねぎは大豊作。また香りが強く、切ると涙がツラツラでます。
また、じゃがいもは葉の緑の濃さが全然違いました。昨年は黄緑色の葉がまるで枯れているかのようで、茎も全然伸びずに全く勢いがありませんでした。
今年は茎はぐんぐん伸び、葉はわさわさ増え青々と元気な色をしていました。
9月某日、いよいよ収穫を迎えたじゃがいも。
昨年と違い大きく育ったじゃがいもがボコボコと土の中から現れました。
芋掘り、子供達には年に一度のお楽しみイベントです。
みんな大好きとうもろこし、対して誰も食べないなす。
子供達が大好きなとうもろこし。
アイルランドのスーパーのとうもろこしは茹でた真空パックか、生でも皮が剥いてあり三等分にカットしてあるのしか置いてないので、新鮮なとうもろこしにありつけるのは、ファーマーズマーケットで買うしかありません。
ただ、夏の天気がかなり影響するとうもろこし栽培。
今年の6月から8月は雨が多く気温が低い日もありましたが、幸いにも収穫には支障なく甘くて美味しいとうもろこしを堪能できました。
夏の終わりの季節限定とはいえ新鮮なとうもろこしが頂けるなんて幸せな環境です。
ビニールハウスで育てたなす、夫が日本の種のなすだというので信じていたら、まさかの友人からもらったヨーロッパの品種でした。
確かに皮がやけにマットで日本のなす特有の艶がないので不思議に思っていたのです。
これを焼きなすにしたところ、これが全く美味しくなくて。
皮は分厚くて中身はフニャフニャで風味もなく灰汁だけは強い。
もちろん灰汁抜きしましたが、水はかなり茶色に濁っていました。
私は仕方なく完食しましたが、夫は「やっぱりなすは日本の品種じゃないと美味しくない。」と箸は進まず。
それまで、日本のなすだと思い込んで楽しみにしていたのに夫婦揃って一気に萎えてしばらく放置。
ただ、せっかく育ったなすなので、後日素揚げして揚げ浸しにしたり、オリーブオイルをかけてグリルサラダにしたのはまぁ食べられるレベルにはなりました。
トマト嫌いじゃなかったのか、私。
そしてビニールハウスのトマト。これが本当に楽しみだったのです。
実は私、子供時代からトマト嫌いだと思っていたんです。
ただ、トマトソースのパスタとかサルサが大好きなので、食感が苦手なだけで味は好きだと近年やっと気が付きました。
この完熟トマトを使ったサルサやパスタ、ラザニア 、ピザソースが特に絶品で。
ちなみにうちの息子1号も生のトマトは好きではないですが、トマトパスタは好きなのでおそらく私と同じ理由かと。
トマトの季節が終わり、市販のトマト缶で同じように調理したらあの風味はどこへ行った?と悲しくなるほど味が全然違うのです。
トマトは一気にたくさん出来るので、昨年はご近所さんや夫の家族にもかなりお裾分けしましたが、あれ全部、冷凍すれば良かったのにー。と後悔したほど。
という訳で今年はかなり冷凍保存してまだ完熟トマトの風味を楽しんでます。
ま、そのうちまた市販のトマト缶に戻るのですが。
アーモンド食べながら一杯のかけそばを思い出す昭和の女です。
そして、アーモンド。
なんと事もあろうに、私の不在の間に家族は殻を割っておりました。
庭に放置してあった殻を見つけた時はネズミか鳥に食べられてしまったかと勘違いをして愕然としかけました。
初めての収穫、2粒。それぞれ半分に割って家族4人で仲良く試食しました。
市販のよりもかなり苦かったです。来年は何粒できるかな。一人一粒食べられますように。
バターナッツスクワッシュ。こちらでは一般的なかぼちゃ。
スープやローストサラダにするのが好きです。
日本のかぼちゃほど甘くはなく薄味。日本のかぼちゃほど堅くないので切るのは楽です。(日本のかぼちゃを切る作業は危険です)
畑作り、野菜作りを頑張ってくれた夫に感謝しながら今日も家族で食卓を囲むのでした。