一年で。

おはこんばんちは。飯塚です。

日本はまだ暑い夏なのでしょうか。

こちらは7月末にはもう秋の気配に。

2週間前にアイルランド国内で家族旅行に行った暑い日、あれが最後の夏の日々だったんだなぁ。

帰ってくると家の周りの畑はもう秋の景色に変わっていて、え…ちょっと待ってくれよ、と。

気づけばこの秋の花があちこちで咲いてる。

先週以降はあまり天気も良くなく、晴れても空気が違う。太陽のジリジリ照らす感も乏しくなり。

7月末、我が家から車で3分のビーチに行くも誰もいなーい。

えー、まだ7月ですけど?

そう、本当は毎年こんな感じなんだよな。
気付くの嫌だから気付かないフリしてたけど、もう認めるしかない。

この国、8月はもう秋なんです。

だからアイリッシュは暑い夏が好き。短い夏を惜しむように楽しむ。

夏が暑くない国ってジェットコースターがない遊園地みたいな感じ。

なんとなく遊べるけど、イマイチ楽しみに欠けるところが。

ある程度暑くならないと楽しくない。

水遊びもプールも海も、暑いからこそ遊べる。

初めて行ったビーチに泳いでいたクラゲ(刺さないやつ)を拾ってはクラゲ合戦(雪合戦的な)遊びに興じる男児達。既製のおもちゃいらず。

暑い夏のアイスクリームもビールも最高!

こんなところで飲んでご飯食べるの、最高だ!

バーベキューも夏限定。

今年は1ヶ月半夏があって良かった。

この楽しみがないと北ヨーロッパの人は長くて暗い冬を乗り越えられない。夏の思い出を糧に生きていくんです。

赤児が一歳になりました。

娘は7月末に初誕生日を迎えました。

生後3日。新生児服も大き過ぎてぶかぶか。
一年たったらウッディとバズ達が縮小化しました。

この大きさ違いは凄いな。

産まれた時は2500gでアイルランド的には未熟児に近い小ささでした。

産まれてすぐ、近所の人や夫の家族に赤児を見せると、男性陣は誰一人として触れたがりませんでした。

「小さすぎてこわいから触れない」

と揃いも揃って一歩引き気味になる大きな男の人達。

とにかく小さくて新生児というより小さな生き物感。

産まれて4週間くらいは1日20時間くらい寝てくれたので、私はTVを1日6時間くらい観てる時もあった。

うわー、懐かしい!羨ましい!今や全然TV観れてないし!

赤児と初めて対面した息子1号は開口一番「かわいい!!」

で今も妹にはデレデレ。

とにかく面倒見がいいし、優しい。赤児もお兄ちゃん大好き。

息子2号は一時期嫉妬はしていたし、ちょっと難しい時期もあったけれども、彼なりに「自分は赤ちゃんではなく大きい男の子なんだ」という自我も芽生えた一年。

小さな生き物だった新生児はだいたい三ヶ月くらいから人間らしくなる。

今は歩き始め、食欲も誰にも負けない。

今年は庭のプラムが豊作。6月後半から7月は毎日庭でプラムを頬張る日々でした。

この変化には毎回驚かされ、可愛い時期は永遠ではないという現実を思い知る。

男児二人を追いかける赤児、今からもうわんぱくでもいい。逞しく育って欲しい系の片鱗ありありです。

うみんちゅ教育、たまにボート、この日は水遊び。

そういえば、近所の牧場にいた生後1週間の羊の兄弟。

毎週金曜日の夕方にミルクを上げに行ってたの、わかりやすいくらいに大きくなっていったな。

それまで仔犬や仔猫は可愛い、という認識はあったけれども、赤ちゃん羊の愛らしさよ。

息子達とメロメロになって、帰宅してから夫に赤ちゃん羊の可愛さを三人総出でベラベラ話が止まらなかった。

一年半前。週一回ミルク上げに行ってた羊の赤ちゃんたち。

アイルランドの夏も子供達の可愛い時期も一瞬。

色々大変さもありながらも楽しんで過ごしています。

学校始まるまでもうちょっと夏の余韻に浸るつもりです。

西果て便り

(毎週木曜日更新)
世界放浪の後にヨーロッパの西端アイルランドに辿り着く。海辺の村アイリッシュの夫、と3人の子供達(息子二人、娘一人)と暮らしています。