国内旅行。

おはようございます。飯塚です。

日本一時帰国、折り返し時期も過ぎ、買い出しやらやる事リストを只今やっつけ中。

これからはAmazonで鬼注文、ユニクロ、100均、ドラッグストア買い出しだな。
あー、長いと思っていたけれどやはりあっという間。

週末は相変わらず男児ご接待です。

日本にいる頃は国内旅行も好きでした。

で、好きな所は

上高地、
高野山、
山寺。

と、昔からこの答えはほぼ変わる事がない。

なぜか全部、山。今は海辺に住む生活だけれど、実は昔から山は好きなのです。

上高地と高野山はそれぞれ3回位行きましたが、いつか家族も連れて再訪したい。
海外から見ても誇れる景勝地です。

上高地の写真だけ見つけました。美しいし温泉も入れて素晴らしいところですよね。高野山の写真はなかった。

さてさて、男児ご接待。週末ともなればどこに行こうか、思案にくれていたところで、たまたまBSの旅番組があり。

山形県の山寺ではないですか!
仙台からも電車で1時間かからずに行ける秘境。

大好きな山寺、小学校時代の遠足含めて数えきれないほど行っています。

立石寺の1000段の階段、まだまだ息子達には難関だろうと、今回のやりたい事リストには入れてなかったけれど。

「ここ、近いんだよ。行きたい?階段が1000段あるけど。」

「行きたい!行きたい!」

TVを見ながら男児二人はすっかり行く気になっている。

あれこそ、JAPANな観光地だしな。息子2号も毎日公園に歩いて行ったりかなり脚は鍛えられてはいる方だ。
じゃ、行くか!

山寺、仙台と山形を繋ぐ仙山線。この車窓の景色も格別。

確か昔何かの雑誌で鉄道マニアの俳優の原田芳雄さんが、好きな路線にあげていた路線。

高い陸橋から見下ろせる崖や滝、冬場に至っては川端康成の「雪国」の有名な一説、

トンネルを抜けるとそこは雪国だった。

も、この電車に乗れば体験できる。

雪があまり降らない宮城県から雪国山形県への山の中の長いトンネルを抜けると、視界が真っ白に。

明るいのに静けさしかない冬の景色。

そんな冬の仙山線。

私にとっては超ローカルだけど特別好きなこの路線のことを、大好きな渋俳優の原田芳雄さんがずいぶん前に雑誌に綴っていたのが嬉し過ぎてずっと記憶に残っているのだ。

我が家から最寄りの北仙台駅から乗る仙山線、思っていたより混んでいる。

今日はこの先歩く。空席を見つけて男児達をとりあえず座らせる。毎朝6時過ぎに起きてしまう男児達、電車から見える滝や絶景を見ないまま、すっかり夢の中。

ま、いっか。帰りにみるかな。

山寺駅到着。(ちなみに山寺の説明は丸ごと割愛します。)

なんだなんだ、この人の多さ。

何回も来ているけど、こんな人がいるの、初めて見たかも。

駅から立石寺までの道、お土産屋や蕎麦屋は変わりない。一軒新しいお土産屋ができている。

見た目が派手で周りの雰囲気に馴染まない。こんな店ばっかり出来たらちょっと嫌だなぁ。
でも、こんなに観光客増えたらお店は増えるんだろうな。

立石寺、入口の階段からして人だかり。スゴイな。何があったんだろう。

確かにね、私自身山寺立石寺が好きすぎて、友人達もずいぶん案内したし、一人でも夏冬数えきれない位きてる。けど、いつも閑散としてましたよ。

だってそれがここの良さだもの。

松尾芭蕉の句

静けさや 岩に染み入る 蝉の声

こんなに人いたらあの句は詠めないよね。

男児達は、お寺のお線香やら賽銭箱に「なにこれ?どうするの?やりたい!やりたい!」

が止まらない。

日本でしかできない体験、やっちゃえ、やっちゃえ!

チャリンチャリン!

小銭がみるみるなくなる休日。

入場料を払い、階段をいざ登ります。

途中、ところどころにある祠やお地蔵様に供えてある小銭に触ってはいけませんよ、小銭を取ってはいけませんよ、などというマナーを教えながら、歩を進める。

頑張れ、頑張れー。

息を切らせながら、たまに文句も言いながら、とにかく上を目指す男児達。

頂上近くのお土産屋さんや、おそらく住職さんの住まいに男児達は驚愕。

「ここに住んだら毎日この階段登るの?」

飲み物やお米や洗剤、重い物の買い出し、絶対バックパックだよね。宅配物も下界までしか届けてくれないだろうな。

冷蔵庫や洗濯機が壊れたらどうするんだろ。

などと下世話な妄想、ここを通りかかる度に止まらなくなる。

目指してた、五大堂に着きました。ここからの眺め、最高なんだけど、それにしても人多すぎて、全然見えないし!

五大堂からの眺め。人がぎゅうぎゅうでほんの一瞬、前に出て眺めが見られた。

奥の院にいき、お賽銭も入れて、さて、では帰るか。

初めて引いたおみくじは大吉でした。

男児達は聞く。
「これで帰るの?」

「そうだよ」

「なんのために来たの?」

「景色がいいじゃない」

「そんなのぼくみたいな男の子には無意味だよ!」

あはは、確かにその通りだね。
修学旅行で行った京都や奈良、風情や侘び寂びなんて、中高生には理解できないし、面白くはない。

祠の中の不気味さが気になる男児達。

25歳過ぎたくらいでやっと、古都の魅力がわかり始めるのです。

降り始め、男児達にしつこく言い聞かせる。

「走らないで、追いかけっこしないで、ゆっくり降りて。」

「くだりは登るより危ないよ、危険だよ。怪我するよ。」

落ちる事なく無事下界へ。

さてさて。頑張って歩いた後は美味しい物を。

山形県といえばフルーツ王国。山形のさくらんぼやラフランスのソフトクリーム。このためにあの階段を歩いたのだ。
男児二人はさくらんぼ味。

「美味しい!今まで食べたアイスクリームで一番美味しい!」

乳製品が美味しいはずのアイルランドですが、ソフトクリームに関してはご当地フレーバーなど存在せずに、味は全て同じです。

本当にもったいないよなー。

もうちょっと色々できるはずなのにねー、と常日頃思う私。

アイリッシュの夫も、「日本の観光地に行く度にソフトクリームは食べなければ、という気になるほど、どこも独自の味があるの凄い」と絶賛してます。

こんなのも売ってた。買わなかったけれど。

ソフトクリームの後は少し町を散策してお昼の蕎麦を。
駅前の蕎麦屋さん、山寺に来るとここに来る確率が高い。

店前のサンプルをみながら息子1号はざるそば、2号は板そばを選ぶ。

4歳児が板そばを平らげるわけがない。私はその板そばおこぼれをもらう作戦でビールと山形名物玉こんにゃく、芋煮を。
1号はざるそばをきれいに平らげ、2号も半分くらいは食べて、私はその残りの蕎麦とビール、芋煮で全員満腹。

山形名物玉こんにゃく、そして昼間からビール
芋煮。里芋と牛肉、ネギとしめじ。かなりボリューム満点。

ご当地飯、これも日本の旅行ならではです。アイルランドでは、旅行に行ってもなに食べたかは話題にもなりません。

男児達、階段登らされたけどさくらんぼソフトクリームと蕎麦で大満足。
こんな日本の観光を満喫した週末でした。

ちなみにこれが冬の景色です。
雪深い時期はこんな感じ。

西果て便り

(毎週木曜日更新)
世界放浪の後にヨーロッパの西端アイルランドに辿り着く。海辺の村アイリッシュの夫、と3人の子供達(息子二人、娘一人)と暮らしています。