夏満喫中。

おはこんばんちは。飯塚です。

今週より夏休み突入。

という訳で早速始まりました、summer camp。

今週月曜から金曜まで。

家から車で5分のビーチにて、水難事故防止の水泳教室。

インストラクターさんから海での泳ぎ方を教わります。

コロナで一大ブームになっていること。

そういえば、コロナのロックダウンになってから近所のビーチは季節関係なく海水浴で大賑わい。

我が家は子供達とビーチに遊びに行くのですが、例年冬は閑散としているのに、この冬は高潮時に海水浴を楽しむ人達が常時20人位いたのです。

海水が冷たいアイルランドでは夏場でさえ水着ではなくウェットスーツを着るのが普通なのですが、この人達は真冬に水着で

「ひゃー、寒い」
と笑いながら海に入っていきます。

で、ダウンジャケットにニット帽で完全防備し子供とビーチで貝殻拾いをする私に、

「あなたもそろそろ泳いだら〜?身体にいいわよ。気持ちいいから!」
と声を掛けてきます。

身体に良いのかもしれないけど、水から上がるなりガチガチに震えてる彼女達(なぜか男性の姿はほぼない)を見ていると、

よし!私も泳ごう!

という気になれない。

ちなみに自慢にもなりませんがアイルランドに住んで7年、海沿いに住みながら夏場でも私は一度も泳いだ事ありません。

このコロナ海水浴ブーム。

新聞やニュースによるとアイルランドやイギリス全域で起こった現象なのだそうです。

スポーツジムが閉館していた事、屋内で人と会えないなど生活に制限されていた事で、

だったら海で友達と泳ごう!
と人々は連日海へと繰り出した模様。

ただ、ダブリン辺りだと水質に問題あるビーチなどもあるようで、海水浴後に体調不良になる人などもいるようです。

水難事故は怖い。

海水浴ブームの中、溺れる人も度々いるようで地元のビーチでも沿岸警備隊がこの冬は何度か出動していました。

私達もビーチ沿いでたまにバーベキューなどもしますが、幼い子供達を連れているので、必ず目を離さないようにはしています。

海辺で育った夫や彼の両親も、子供達と海で遊ぶ時やボートを出す時は細心の注意を払います。

この水難事故防止のsummer  camp、海辺の町では昔からある夏のイベント的な存在なのだそう。

待ちに待った、月曜日。

我が家の息子1号(6歳)は3年目の参加、息子2号(3歳)は初参加。

コロナで混沌としていた昨年は開催されなかった為、2年振り。

レッスンは年齢毎に30分単位に分かれており、息子2号の時間がトップバッター。

自分の時間までたっぷり時間がある息子1号は大張り切りでボディボードを抱えてビーチへ。

学校やサッカーの友人達が続々とやってくると今度は岩場で蟹探し。

さすが地元の催しという事もあり、周りは顔見知りばかり。

子供達は友達を見つけ遊びに興じ、親達は会う人会う人と世間話に花を咲かせます。

しかし、海に慣れ親しむ息子1号とは引き換えに、息子2号(3歳)は初日、頑なにウェットスーツに着替えるのを拒み、海にも入りたくない、と言い張り、砂遊びに明け暮れました。

ウェットスーツに着替えるのも、海に入るのも嫌だとひたすら砂遊びというか砂掘り。そういえばこの子は戌年だ。

支払ったお金は参加しないからと返金される訳ではない。

これはまずいと火曜日は夫が連れて行く事に。
家からウェットスーツに着替えて無事にレッスン参加。

同じ歳の子供達と水に入るのは楽しかったようです。
あぁ、良かった。

2日目、実際海に入ったら楽しかったらしい。めでたしめでたし。

ちなみに、この辺りのビーチにはトイレも売店も海の家もありません。
アイスクリーム販売車とかあればいい商売にはなりそうですけどね。

他のエリアのビーチにはトイレや売店がある所もあります。

とりあえず、月曜から天気が良くて良かった。

運良く今週は天気に恵まれて子供達は楽しくビーチで過ごせそうです。

元々夏が好きな私ですが、近年の日本の夏は暑すぎるし湿気がありすぎて快適とは言いがたい。
アイルランドの夏は暑すぎず、からりとしていて気持ちが良いのです。
難点は夏がある事が保証されていない事。

今月もどうか夏が続きますように、と願うばかり。

来週はこのビーチで私が毎年採る物の話をします。

西果て便り

(毎週木曜日更新)
世界放浪の後にヨーロッパの西端アイルランドに辿り着く。海辺の村アイリッシュの夫、と3人の子供達(息子二人、娘一人)と暮らしています。