東の果て→西の果てに。
おはこんばんちは。飯塚です。
先週土曜日の夜20時、アイルランドの家に戻ってきました。

よく聞かれる、アイルランド↔︎東京は何時間かかるのか?
前にも書きましたが、直行便がないので乗り継ぎ含めて最短でもだいたい20時間はかかります。
今回は東京の滞在地のドアからドアで22時間。
「一人で子供達三人連れての旅なんて大変!!」とはよく言われるけれど、7歳と10歳の男児達はずいぶん慣れてきて殆ど私を煩わせる事ないどころか最早手伝ってくれる頼もしい存在に。
3歳児も落ち着きがなかった東京行きの飛行機に比べて帰りはずいぶん映画も観てくれて静かに過ごしてくれたり。

14時間の空の旅。長い。大人だって途方に暮れるのに、今回はほとんど歩き回ったりもせずに済んだ。もう「一番手がかかる時期」は越えたのだな。

同じ事をする分、彼らの成長をしっかり見られて「偉いな、頑張ってるなー」
と感謝の念すら湧いてくる。


ヒースロー空港のスタッフさんはいつでも素晴らしい。
時代は確実に進化していて今はセキュリティチェック、羽田空港とヒースロー空港のスキャナーは最新式なのかパソコンを含む電子機器や水や歯磨き粉などの液体系をバッグからトレイに出さなくても良くなってきていたり。
空港はいつも「子連れに優しい」
母親一人で子供達を引き連れていると空港スタッフさんもだいたい優遇してくださり列に並ぶ必要がない。
今回は往復含めて乗り換えのロンドン、ヒースロー空港はガラガラでそのまま通れた。
けれども過去の旅は100人位行列があり、それを前に「あー」とうなだれかけていたらスタッフさんが「こっちにきて!」と誘導してくださり並ばずにセキュリティチェックできたのだった。
そしていつも思う、ヒースロー空港のセキュリティチェックの人達、本当に優しくて感じが良いの、毎回そう感じるという事はスタッフさん全員親切なんだろう、と。
特に子供達に温かくユーモアがある。男児の荷物がセキュリティに引っかかりバッグの中を開けるにしても笑顔で声をかける。
「君のバッグかな、開けるよ。何入ってんの?マンガ?日本でマンガ買ったの?いいなぁ、君達、世界中のマンガファンが羨ましがる事を子供のうちからしてるなんてラッキーボーイズだな!お母さんの実家の日本に行ってたの?俺も日本は死ぬまでに行きたいんだよ!日本で何が楽しかった?」
なんて彼らの自尊心をくすぐる事言ってくれ、我が子達も楽しげに受け答えしている。
長いフライトの後のヒースローのセキュリティ、こんな会話は子供たちにはもうエンタメ枠だ。
きっと大人だけで通ったら気付かない一面なのかもしれない。
ヨーロッパのハブのヒースロー空港。広大な空港のターミナルのバス移動は面倒だけれどファミリーフレンドリーなスタッフさんのおかげでいつも前向きに乗り切れる。
スーパーホスピタリティ、ディズニーランドだけじゃないのよね。
そんなわけで、大変ではあるけれど長旅は毎回なんとかなっている。
予定通り帰宅し、そのまま就寝。翌日、夫は朝から子供達を連れてビーチに行き、私は一人で丸一日かけて荷解き。

月曜日は子供達全員学校や幼稚園に張り切って登校。
私といえば。なんだかまだ頭はぼんやりしてるし疲れて眠い。時差ボケなのか、疲労なのか。
荷解きやら色々やらなきゃいけないのに昼寝をし、夜も9時には寝てしまったり。

そんなわけでゆっくり日常に戻している最中です。
西の果てはやっぱり平和である意味ホッとします。日本滞在中の蕁麻疹も落ち着いてきたし肌はこっちに合うのかしら。


また来週、お便りします。