母と息子の旅が出会う場所。

おはこんばんちは。飯塚です。

早いものでもう4月。

日本は新社会人が慣れないスーツを着て街に繰り出す季節。

新しい学校生活、新しい環境。

桜の花も咲いているのでしょうか。

ちなみにこちらは日曜日に夏時間に変わり日本との時差は8時間になりました。

私は先週木曜日から今週火曜日までロンドンにいました。

ロンドンの八重桜

前回説明の通り、10月から日本の小学校に通ってました小学校三年生の息子、予定通りに3月29日に帰ってきました。

航空券高騰の煽りで私は日本へ飛ばず、ロンドンのヒースロー空港で待つことに。
ちょうどこちらはイースターホリデー期間。という訳で我々もロンドンホリデーを楽しむ事に。

ワンオペじゃない旅、こんなにいいとは!

私達にとっては日本とアイルランド以外の場所での初海外旅行。

日本一時帰国以来の空の旅、過去二年は夫は留守番で私が一人で子供達を連れていた。
周りの人にはいつも「え〜。一人で子供達連れて日本だなんて大変ね」と言われたけれど、実は難なくこなしているつもりでいた。

実際に「どうしようもないくらいに大変」でもない。

特に空港スタッフの方々には割と優先させてもらう事も多い。

しかし、旅に夫という私以外の子守りが増えるとなんと心強い事か。

そうか。めちゃくちゃ楽だな。トイレも買い物も列に並ぶのも楽勝。

一人だとピリピリ神経尖らせ目を光らせ子供達に声を荒げる事も少なくなかった。あの緊張感がまるでないって快適なんだなぁ。

もうすっかりその感覚を忘れていた。

今回は子供達も「わーい♪ダディも一緒だ」とはしゃぎながら夫にまとわりつく。

ちなみにアイルランドからロンドンは距離感も気分も北海道から東京に来るようなイメージです。

二人の子達にとっては「お父さんと初めての旅」が嬉しくて仕方ない。ので私は基本的に放っておかれて超絶ラクチン。

運良く飛行機は時間通りに到着。

空港から私達の泊まる宿の最寄り駅ビクトリア行きの電車に乗る。

私はロンドンに来るのは4回目です。

ビクトリア駅を出ると雨。宿はターミナル駅から徒歩5分、バスターミナルからは更に2ブロック先の便利な場所。
過去数回来たロンドン。
宿は毎回ビクトリア駅近辺にしていた。

電車、地下鉄、バス、都心も全て近くて治安も良い。
昔ロンドンに来た時に利用したバスターミナル、なんとなく距離感は覚えているけど。と思っていたらすぐ見つかり、宿も難なく到着した。

宿に着く前に通りかかったイタリアンレストラン、いい匂いしたな。

荷を下ろして腹ペコ家族はイタリアンへ直行。

雰囲気のいい店内。奥の団体客は近辺の会社勤めのビジネスランチのよう。

夫はピザ、子供達はお子様ピザとパスタをそれぞれ、私はナスのトマト煮込みをオーダー。

全員でしっかり平らげる。

店を出ると雨は殆ど小降りに。

ここからはバッキンガム宮殿はすぐ近く。

では、少し歩こうか。

ビクトリア駅を越えてバッキンガム宮殿へ。

殆ど観光客しかいない道。

お土産屋さんが軒を連ね、カフェではアフタヌーンティーを楽しむ人の姿が。

バッキンガム宮殿に到着。
門の間に頭を突っ込み中を覗きこむ。

ふわふわ長帽子を被る近衛兵💂を見た5歳児、

「ミニオン、なんで動かないの?」
5歳児にかかると近衛兵も勝手にミニオン呼ばわりだ。

この大きな門の中に近衛兵さんがいます。

宮殿の周りだけを通り越し、元来た道に戻る。

帰りに宿から一番近いパブでビールを一杯。

朝ごはんのパンやハムなどをスーパーで買い、空腹になった子供達はサンドイッチを食べてそのまま就寝。

とにかく脚を駆使する我々の旅。

二日目。

午後は息子が日本から乗る飛行機が到着するけれど、それまで時間はたっぷりある。
朝ご飯を食べてすぐまた散歩。

夫、「ロンドン来たらビッグベンだな。ここから歩いていけるよ。歩こうか」
というわけでレッツゴー。

5歳児が地図見ながらナビを。

朝は小雨。寒くはないけどどんより曇り。

通りの至る所にある地図を頼りに到着したビッグベン。

東京にスカイツリーを見に行った子供にとっては「小さい。つまらない!」

宿から徒歩50分でここ。

そんなもんかもねー。

そのまま中心地に向かい少し腹ごしらえし、

バッキンガム宮殿横の公園へ。

「疲れたー。もう歩けない」とぶつぶつ文句が止まらない5歳児。

無理もない。

本当に朝からずっと歩いているのだから。

確かここにリスがいたはずなんだけどなぁ、呟いていたら。

芝生の間の歩道を横切る小動物が。

あ!いた!

指を指すと、5歳児は目を輝かせ弾丸のように一目散に走る。

あれ、さっき「疲れてもう歩けない。」なんて言ってたよね。

そこからはずっとリス探し。

全く人を恐れないリス。「明日はピーナッツっ持ってまた来なきゃ」

1時間近く鳩やリスと戯れて子供達はすっかり元気に。

「明日はピーナッツ持ってまた行こう!」

帰りはすっかり足取りが軽い。

また歩いて宿に戻りランチを食べて一休み。

近くのパン屋で買ったピスタチオクロワッサン、サックサクでめちゃくちゃ美味しい!

しかし日本円だと1500円くらいするんか。日本円に換算する癖やめないとな。

食べかけですんません。ピスタチオクリームとラズベリーのクロワッサン、美味しいけどお値段も強気すぎてビビる。

我が子と半年ぶりの再会です。

さて。いよいよ息子を迎えに行くか。

2歳児もなんとなく理解してるらしい。

「お兄ちゃんがくるの?じゃあ、おじいちゃんとおばあちゃんも来る?」
「おじいちゃんとおばあちゃんは来ないよ」
「あーあ。」

残念そうに頬を膨らませる。

この半年間で一番変わったのはこの子の会話力。

9歳児は驚くかな。

バスターミナルに向かい、ヒースロー空港行きのバスに。

JAL便が到着するターミナル3を目指し歩く。

ターミナルの掲示板を見るともう着陸しているようだ。

あとは荷物がつけばゲートから来るかな。

掲示板の表示を時折確認しながら待つと、予想よりも10分ほど早く息子が出てきた。

付き添いのJALのCAさんが荷物カートを押しながら笑顔で会釈する。

「どうもお世話になりました。ありがとうございます。早いですね、まだ日本人全然出てこないからあと10分くらいかかるかと思ってました」

「もうなるべく早く出ようとしてささっと来ました。息子さん、機内でも大丈夫でした。こちらパスポートと関係書類をお返しします。」

と封筒を差し出す。

5ヶ月ぶりに会う9歳児。

ずいぶんと背が伸びて目線が近くなった。たくさん美味しい物食べさせてもらったのか頬もふっくらしている。

長時間のフライト後でも元気そう。

涙の再会かと思いきや、ただただ嬉しい満面の笑みの再会。

一人で飛行機頑張ったね。

「飛行機大丈夫だった?」

「隣りね、二つ共誰も座らなかったの。だから横になって寝られたよ!」

それ、最高じゃん!

「飛行機グリーンランドの上飛んだの。凄い綺麗なんだよ!」

私達も同じルートだったよ!凄いよね!見られたんだ!良かったねー。

日本で幸せな生活をした息子、日本のおじいちゃんやおばあちゃん、お友達との別れは寂しいけれど、私達との再会はまた嬉しいかな。

2歳娘は再会におおはしゃぎだ。

バスでまたターミナルに戻り、徒歩2分でホテルに戻る。

やっぱり近いと便利でいいな!

12年前、同じ場所、同じ季節。

息子チェックイン後、夫は息子を連れて昨日のパブへ。

戻り次第私はビクトリア駅のいくつかの店で夕飯を買う。

駅周辺を一人で歩きながら思い出すのは12年前の3月。

イギリス語学留学のために初めてイギリスに来た。その後は世界一周をするつもりで。

ワクワクしていた。

怖くもあった。

自由で、でもそのあとの人生に言いようのない巨大な不安があった。

まさか、この駅に12年後に夫と三人の子供達と来れるなんて。

時を経て私の旅が始まった同じ地で、9歳の我が息子の旅第一弾は幕を閉じる。

これ以上はないほどの達成感と幸福感、でもやはり大切な人達との別れを惜しみながら。

頑張った9歳児とご褒美の家族旅行を楽しもう。

ヨーロッパのターミナル駅の開放感が好きです。

西果て便り

(毎週木曜日更新)
世界放浪の後にヨーロッパの西端アイルランドに辿り着く。海辺の村アイリッシュの夫、と3人の子供達(息子二人、娘一人)と暮らしています。