最高の旅を回顧しながら。

おはこんばんちは。飯塚です。

日本は寒暖差が激しい二月だと聞いています。アイルランドの今年の冬は暖冬。

一月に寒い日が10日間くらいはあったものの、今はユニクロの極暖インナーなど着たら、すぐに汗ばむくらい。

また今年も一度も雪を見ないまま春になるのか、と残念がっている子供達。

近所の牧場では生まれたばかりの子牛がたくさんいます。

旅の途中で出会った夫。

先週、結婚10周年と書きました。

世界一周旅行中、東欧のモルドバという国で夫と出会い数週間後にブルガリアで待ち合わせをし、バルカン半島を旅しました。

とある旅行会社さんの地図を拝借しました。赤地がバルカン諸国

西欧の洗練された雰囲気ではなく、街の荒廃も目にはつくけれどダイナミックな景色や石畳の街並み歩きは最高に楽しくて。

中東のような女性蔑視はなく、人々は素朴で温かかくて。

アメリカ資本のファーストフードやスタバが全く見当たらないのも私好み。

ご当地ご飯は毎回楽しみだった。

ヨーロッパより物価も安いのも魅力。

気候がいいからか、野菜や果物は新鮮で味が濃くて美味しくて。

柘榴やブドウはそのまま木からもぎ取って食べたり。

マーケットで色々見て回れたのも楽しくて。

同じ宿に泊まっていたドイツ人達にはマーケットで唐辛子と間違えて買ったらしいオクラをどう調理すればいいのか、などと聞かれたり。

ボスニアは内戦の爪痕もかなりありました。

アルバニアのベラット

モンテネグロのコトル。路地歩きが楽しい。

モンテネグロのコトル。ちょっと丘に上がるとこんな景色。

バルカン半島、いつか家族全員で再訪したい。

日本の人にも強力にオススメ。

旅で気に入ったBurek、たまに禁断症状的に欲します。

和食、中華、韓国、アイリッシュ、イギリス料理、イタリアン、中近東料理、飽きっぽい私の性格も手伝って色々食べてる我が家の晩御飯。

旅で出会った美味しい食事を再現するのも楽しい。そんな中でバルカン旅でとても気に入った料理もレギュラーメニュー。

Burek 

平たく言えばパイ料理。

トルコ発祥のようです。

トルコで食べたBurek(バルカン旅でなぜか食べ物の写真なし)これはチーズだけかな?

クロアチア、ボスニア、セルビア辺りではどこでも見かける家庭料理。

フィロシートという、紙のように薄いパイ生地でひき肉やほうれん草を包んで焼いたお食事系パイ。

ググるとこんな感じ。確かに当地ではグルグル巻きのをよく食べた。(なぜかMacBookのスクショ機能が働かずに携帯で画面を撮影)

たまには一風変わった物を食卓にいかがですか?

ひき肉のも美味しかったのだけど、私が断然気に入ったのはほうれん草とフェタチーズの。

レシピを紹介するの、普段分量も殆ど計らないのと基本的に面倒くさがりなのでインスタでも全くしないのですが、たまにはしようかな、と気が向きました。

今後も「旅飯や日本であまり見ないご飯」を気まぐれで紹介するかもしれません。

Burek 大人4人前

ほうれん草    200g

フェタチーズ   200g

卵        2個

牛乳       200ml

玉ねぎ      中1個

ニンニク     2かけ

バター      30g

フィロシート   4枚

塩、胡椒

写真撮る際にニンニク忘れました。フィロシートは箱に入っています。サラダチーズってのがフェタチーズ。こちらのほうれん草は小さい葉っぱ系で切らなくて良い。

作り方

玉ねぎ、ニンニクを微塵切りにする。

ほうれん草は一口大に切る。

牛乳と溶いた卵は混ぜておく。

バターは溶かす。

フェタチーズは適当に崩す(指で簡単にもろもろになります)

フェタチーズ。塩味が効いてます。

①フライパンで玉ねぎ、ニンニクを炒めて玉ねぎがしんなりしたらほうれん草を入れる。塩胡椒で味付けする。

②耐熱皿にバターをハケで塗り、フィロシートを敷く。

③炒めたほうれん草とバラバラにしたフェタチーズを満遍なく散らしたあと混ぜた卵と牛乳液をかける。卵牛乳液は四回分に分ける量。

④フィロシートをかけて溶かしバターを塗る。

③と④を三回繰り返す。(全部で4回)

最後にフィロシートにバターを塗る。

⑤180℃のオーブンで25分

フィロシートはとても薄いためすぐに焼けます。

完成。

ちと焼きすぎました。
断面図。

フィロシートとフェタチーズは日本では入手が難しいのかもしれませんがそれ以外は特に変わった食材はありません。

余ったフィロシートはリンゴのパイなども作れます。フェタチーズはキッシュ、またはサラダにも向いてます。

出来たてはもちろん、冷めても美味しいので持ち寄りパーティーやお花見などにもオススメです。

ぜひお試しください。

西果て便り

(毎週木曜日更新)
世界放浪の後にヨーロッパの西端アイルランドに辿り着く。海辺の村アイリッシュの夫、と3人の子供達(息子二人、娘一人)と暮らしています。