真似も参考にもしないでください、な話。

おはこんばんちわ。飯塚です。

昨年の春以降、新聞、テレビ、どのメディアもコロナの話ばかり。

こちらは年始からワクチン接種は始まったと同時に感染者数は減ってきていますし、ロックダウンは徐々に解除されてきています。

とはいえ、毎週日曜に買う新聞、一時期は本当に読む気にならなかったのです、あまりにコロナネタばかりで。

でもたまに、「へー、こんなのあるんだ」と笑ってしまう記事もあり。

今日はコロナの間に新聞で読んだオモシロネタ、な話です。
全くタメにもならないし、ぶっちゃけくだらない話。
良い子の皆さん、真似しないでくださいね。

興味深い陰謀論。

陰謀論(conspiracy theory)、日本でも話題になっているんだろうか。

私個人的には信じてないですが、ネタ的に話を聞くのは好きです。

世の中にはいろんな考え方の人がいるんだな、くらいなスタンスで読んでます。

結構出回っているのが

コロナが意図的に作られ世界的に広められ、ワクチン開発が行われた。
ビル•ゲイツがワクチン開発に関わっていてチップが組み込まれている。
ビル•ゲイツは世界的支配を目論んでいるからワクチン接種はしてはならない!説など。

実際、うちの夫も仕事で出会った顧客の方にビル•ゲイツとコロナの関連性の陰謀論を力説されてドン引きというか笑い話してましたけど。

ビル•ゲイツ自身も3月頭に新聞のインタビューでこの話をしていて、

「この陰謀論は事実無根。世界中の人のコントロールなんか私が出来るわけもないし興味もない。こんな噂、勘弁してください。」

ってそりゃそうだ。
当事者は確かに迷惑極まりないですね。
これも有名税みたいな事なんでしょうか。

衝撃度が高いフェイクニュース、事実のニュースより6倍広まるらしいです。
これを言い出すからには何か根拠があるのだろうか。

ロックダウン中だけど乾杯したい!!

日本の人達は真面目というか、マスクも皆さん付けてるみたいだし、基本的にルールを遵守する国民性だと思います。

アイルランドはアンチマスクやアンチロックダウンのデモなんかも度々あります。

ロックダウン中はレストランもテイクアウトのみ、パブも閉まっています。

アイルランド、このロックダウンは世界でもかなり厳しい方で、食事を提供しないパブに関しては昨年3月から一年以上閉店を強いられています。

食事を提供するパブ、またレストランは昨年夏から12月まではオープンしていましたが、クリスマスからまた閉店しています。

ダブリンのテンプルバーは日本で言う歌舞伎町みたいな歓楽街。目印になるパブ。

そんな中でも、なんとかして外食というかビールを飲もうと言う輩がいるのです。

抜け穴は空港。

ロックダウン中も空港内のレストランは開業していたので、飛行機に乗らないのにわざわざ空港までバスで行き、レストランでビールを飲みながら食事を楽しみ、またバスで帰るんだそう。

ダブリンの空港は市内からバスで30分くらいでまぁまぁ近場ですからね。
これ考えた人、ある意味賢い。

夫曰く
「ロックダウンで何もかも禁止されてやってらんないからね。若い独身の奴らはゲーム感覚で空港に飲みに行くんじゃないの?」
だそうで。

「なんでもないようなことが幸せだったと思う」な夜の賑わい。

高飛びするにはそれ相当の理由を作れ。

はぁー、いい加減海外旅行行きたいですよね。
ま、私の場合は日本に帰りたいんですけど。

今アイルランドでは海外にレジャーでは行けません。
空港でも海外行きの理由を確認されます。

そう、リゾートに行きたければ理由を作ればいいんです。

カナリーアイランドには行ったことがないのでキューバの海。海水浴が苦手な私もここでは泳ぎました。

この冬、スペインの有名なリゾート、カナリーアイランドの歯医者ではアイリッシュの予約が激増したそう。

歯医者で予約を入れて予約完了のメールを手に入れる。

これをアイルランドの空港で見せれば高飛び出来るというシナリオです。

当然、予約した歯医者には行きません。欲しいのは予約完了フォームだけですからね。

寒くて雨ばかりのアイルランドの冬なんてやってられるか!

人のいないリゾート地を独り占め。ヒャッハー!!

みたいな心境なんだろうな。
正直なところ、ちょっと羨ましい。

カナリーアイルランドの歯医者はあまりに多い無断キャンセルに辟易し、アイリッシュの予約を受け付けない事にしたそうです。

尚、3月末からアイルランドは特定の国から帰国した人は12日間の隔離期間を指定ホテルで過ごす事を実施しました。

ここから脱走した30代の女性、ドバイから豊胸手術後の帰国だったらしいのですが、この「豊胸手術」に世間はざわつきました。

タブロイド紙の一面に大きな顔写真、名前付きで掲載される公開処刑。

冠婚葬祭とかそれこそ歯医者ならこんな事にはならなかっただろうに、豊胸手術というだけで国民総出で大盛り上がり。
ロックダウン中で誰もが退屈してましたからね、単なる笑い者のゴシップです。

アイリッシュは噂好きですから、この豊胸女性や家族は今後何年も近所の人に後ろ指差される生活を余儀なくされてしまいます。

この女性、隔離ホテルから脱出した事後悔しただろうな。

ちなみにロックダウン、在宅勤務で人と会わないので、整形手術、男性の植毛をするためにトルコに行くイギリス人、アイリッシュが激増しているようです。

家庭もある私は、アイリッシュ風オキテ破りニュースを単なるネタとして面白く拝聴しています。

あぁ、久しぶりにパブで一杯やりたいなぁ…。

西果て便り

(毎週木曜日更新)
世界放浪の後にヨーロッパの西端アイルランドに辿り着く。海辺の村アイリッシュの夫、と3人の子供達(息子二人、娘一人)と暮らしています。