エルフとサンタ。

おはこんばんちは。飯塚です。

冬至が過ぎました。

やったー!これから明るくなるのか。

とにかく、ヨーロッパの冬は暗い。暗すぎる。

冬至日の出8:38 日の入り16:29

日本と顕著に違うのは朝の暗さ。登校の時間もまだ薄暗い。

因みに、我が家は実はアイルランドの南端なのでこれでも日は長い方なんです。緯度が高い地域はもっと日が短い。

クリスマスは必要なんですよ、寒くて暗くて鬱々とするこの時期に祭りがないと乗り切れない。

とりあえず、電飾!

キラキラさせたい!

今週末に向けて盛り上がっていきましょう。

エルフをご存じですか?

クリスマスと言えば世界中の子供達が大好きなサンタクロース。

ただ、サンタクロースの助っ人エルフの存在は日本では馴染みがないかもしれません。

Elf

通常エルフは一人ですが、我が家は小さなしもべが二人付いてる。

The elf on the shelf. 
棚の上のエルフ、と言います。

私はエルフをアイルランドに来てから知りました。

クリスマス前に、エルフは学校、幼稚園、各家庭にやってくる。息子の話によるとクラスメイト全員の家にエルフはいるらしい。

エルフはサンタクロースのお手伝い係。

クリスマスのプレゼントを配る準備をしたり、クリスマス前には各家庭に子供達の見張りをしに行くのです。

言うなればスパイ。

子供達を監視しているエルフ、毎晩子供達が寝るとサンタクロースの所に子供達の報告に行き、朝には家に帰ってきます。

そのため、エルフは家の中で移動します。

寝る前には棚に座っていたのに、朝になると窓辺に腰掛けてる。

翌朝はソファに。

次の朝は暖炉の上に。

しかもチョコレートの包み紙まで!エルフがチョコレート食べたらしい!

暖炉の上に移動したエルフ御一行。チョコレートを食べた模様!!

子供達は毎朝
「エルフがここに動いてたよ!」

と、報告してくれます。

ちなみに子供達はエルフに触ってはいけません。

ま、触るけどね。

さて、次はどこに置くか、と親は子供達の就寝後にエルフ片手に家の中をふらふら。

サンタクロースがプレゼントを置く25日朝にエルフもサンタと共に消えてしまいます。

アイルランドにおけるサンタクロースへの作法

先週末、息子のサッカークラブ、そして私たちの住む村にサンタクロースが来訪。

子供達はお菓子をいただきました。

サッカークラブに来るサンタクロース。なぜか毎年消防車に乗ってくる。

こちらでは、子供達がサンタクロースに欲しい物のリクエスト手紙を書いて、それを暖炉の火で燃やします。

サンタクロースだけがその手紙を受け取るのです。

そして、24日の夜は、プレゼントを持ってきてくれたサンタクロースに、ビスケットとコップ一杯の牛乳、トナカイにはニンジンを暖炉の前、またはクリスマスツリーの前に置いておきます。

ちなみに我が家は牛乳の代わりに瓶ビールですが。

我が家はサンタクロースにありがとう、の手紙も置いておきます。

翌25日の朝、灰で散らかる暖炉の前。

お皿のビスケットとニンジンは消え、牛乳のコップも空に。

クリスマスツリーの前にはプレゼントが!

と言うのがシナリオです。

そうそう、あとは最近はネットでサンタクロースが世界のどこにいるか実況中継するのがあるのです。

24日、25日に見たい方は

santa tracker

でググってみてください。これはまさにインターネット世代のものですね。

さて、我が家もサンタクロースは今年も来ます。

サンタクロースへのクッキーはジンジャーブレッドハウス作りの際に一緒に焼く予定。

我が家にはあと何年サンタクロースが来るんだろう。

昨年の冬。ショッピングモールに飾っていたサンタとパチリ。

R15なサンタクロースの話

2012年の夏にフィンランドのヘルシンキの宿に私以外に日本人が4人もいて、凄く驚きました。

その前に2週間滞在したアイルランドでは日本人旅行者などほぼ見かけなかったのに。

当時は、映画「かもめ食堂」また、北欧のかわいい雑貨目当てでフィンランドは女性に人気がある印象でした。

北欧のオシャレ雑貨目当てにきた旅行者を待ち構える生首。
ヘルシンキはサーモンが美味でした。マーケットでつまんだ美味しい物。

宿で一緒になった日本人の女の子の一人は、別れ際に、

「これからフィンランド北部のサンタクロース村に行くんです。」

と期待に胸を躍らせながら話していました。

私はヘルシンキからスウェーデンに南下。

そんな彼女と1ヶ月後位にスイスの山の宿でばったり再会。

彼女に、
「そうだ、サンタクロース村行ったの?どんなところだった?」

と聞くと、彼女は開口一番に

「サンタクロースの正体は太っ腹じゃないんです。子供の頃の夢は見事に壊されました。」

などと言うのです。

彼女の話によると、サンタクロースとの対面に自分のカメラは持ち込み禁止。

サンタクロースとの記念写真はオフィシャルのカメラマンが撮影。印刷した写真は€20、データだと€50とかなり高額。

「え〜、それはバックパッカーにはかなり痛手な出費だね。で、買ったの?」

「買ったよ!しかもデータで欲しかったから€50も払って。サンタクロース、日本語でコンニチハ、とか言うのも商売根性丸出しだし興醒めしちゃった。ま、私の€50が、世界中の子供達のプレゼントに使われるのかな〜」

高額すぎる写真代に打ちのめされたらいくらサンタクロースが気を利かせて日本語話したところで裏目にしか出ない。

ブラックなサンタの真相、10年近く経った今でも忘れられません。

もちろんこんな話、自分の子供達にはまだ話しません。

大人になったらお酒飲みながらクリスマスに話すのもいいかもな。

寒くて暗い冬、クリスマスは少しでも良い時間を過ごせますように。

ヘルシンキのマーケットで売られていた物。フィンランドではトナカイは食べる物らしい。これも現実。

西果て便り

(毎週木曜日更新)
世界放浪の後にヨーロッパの西端アイルランドに辿り着く。海辺の村アイリッシュの夫、と3人の子供達(息子二人、娘一人)と暮らしています。