男の子とか女の子とか。

おはこんばんちは。飯塚です。

我が家は日曜日だけ新聞を買います。

イギリスEU離脱時、ドナルド・トランプが大統領時、コロナ、ロシアによるウクライナ侵攻、何かが起こると新聞内のあらゆる記事やコラムがその事を重複して取り上げる。

特にコロナのロックダウン時はコロナに関する記事しかない感じで新聞を読むのも嫌気がさしたくらい。

で。ここ数週間の傾向はトランスジェンダー。

アイルランドでトランスジェンダーを真っ向から否定した教諭がクビになり訴訟問題になり連日新聞やニュースにその話題が取り上げられたのを皮切りに、新生児を授かった議員が「うちの子は男、女の性別は与えず子育てします。」などと宣言したり益々物議を醸してしばらくこの状況は続きそう。

例えばこちらは学校の先生が生徒にHeやShe とは言わずにThey と言った方がいい、という風潮まで来ている。

もはや、男らしさや女らしさについて語るなど時代錯誤?などと思いつつ、わたしが書くのはいつも通りの個人的体験談です。

男児のママは髪振り乱して子供を追いかける。

我が家には男児二人と末っ子の女児一人がいます。

女の子ができる。とわかった時、

「女の子なら大人しくてゆっくり座ってる子なんだろうな」

なんて淡い期待を抱きました。

常にエネルギーの塊の男児達。歩き始めと同時に親は常に追いかけ回し息つく暇さえない。

対して女の子達のママはなんだか余裕があって微笑みながらお茶すら飲める印象。

勝手に羨ましがっていました。

男の子は落ち着きがない。

男の子は走り回る。

男の子はどこからか木の棒を拾い、家に帰る。(一時家に木の棒が10本あった)

息子1号2017年。この時期の彼の写真ほとんど全て、木の棒を持っている。ある日家で数えたら拾った棒が10本あった。

石ころも拾う。

なんなら砂かけて遊ぶ。

2年前、3歳の息子2号。外で遊んでいただけのはずが…。爆弾でも落とされたのかってくらいな砂埃。

幼稚園の先生は男女の性差を日々見ているはず。

あれは5年前。

息子1号の幼稚園時代、お弁当におにぎりを入れていたのを気になった先生から

「息子さんがランチに持ってきてるライスボール、どんな風に作ってるか見たいので、ぜひ皆の前で作ってみてほしい」

と依頼された事があった。

アイリッシュしかいない幼稚園。アジア人はうちの子だけでランチボックスにご飯物を持ってきている人を先生は初めて見たのかもしれない。

アイルランドのランチボックス、一応おにぎりは入っていますがそれ以外は欧米風で日本人からしたら「こんなランチ持たされる子、かわいそう」とか言われそう。

お寿司とも違う不思議なご飯のかたまり、どんな味なんだろう?

炊いたご飯と自家製、市販両方のふりかけ、海苔などを幼稚園に持参しておにぎりを作ってみせることに。

観客は3歳、4歳の幼稚園児。

男女比は半々。総勢20人以下。

女の子達は全員じっと座って私の話を聞くのに対して、男児全員、すぐに興味をなくして席を立ちそれぞれ自分の遊びを始めた。

女の子達は出来上がったおにぎりにも興味を示して手を伸ばしていたけれど、男の子達は見た目だけで拒否して食べた子皆無。

「女の子と男の子、こんなに違うの⁈」

幼稚園児ながらも顕著な男女差を目の当たりにし、ずっと記憶に残っている。

(誰よりも興味津々だったのは実は先生達。おにぎりの試食も喜んで頬張っていた。)

生まれた時から多分性質は違う。

また、息子2号がまだ生後半年くらいの時期、友人とランチに。

友人には数ヶ月違いの女の赤ちゃんがいた。

うちの子がバンバンと両手を振り上げベビーチェアのテーブルを叩いているのを、友人は訝しながら

「どうしたの?」

と言うではないですか。

「え?どうもしてないよ。これが普通なんだけど」

一瞬静止した友人

「あ、男の子ってこうなんだ」

としか表現するすべがなかったようで。

え?女の子って黙ってじっと座ってるの?それ最高すぎるでしょ。

と、私は私でビックリ。

うちの子がじっとしてる時ってたぶん病気の時くらいなんですけど。あ、でも病気の時はじっと、じゃなくてグッタリしてる、って表現か。

そんな息子2号の幼稚園の体験入学。

先生が初めて未来の園児達に教室を案内し、遊びを子供達に促す。

我が子含めて男児達のほとんどが席に着くことなく室内を歩き回り落ち着きないのに対して、女児達は静かに席について絵を描いたり、本や知育遊具を楽しんでいたり。

そんな様子を目の当たりにする度に

「女の子は大人しくていいなぁ」

なんて思っていたのに。

期待した私が悪うございました。

我が家の姫。

顔つきや身体の作りは赤児の頃から男の子達よりずいぶんと華奢で性差は明らかにあるけれど。

男児二人を見て育っているからか、言動は男の子そのもの。荒々しく物を投げる、ガンガンぶつける。絵本は破ろうとする。

兄貴にまたがって遊ぶギャング姫。

更に誰よりも怖いもの知らずでチャレンジ精神も旺盛。

動物も水も高いところも公園のあらゆる遊具にも果敢に挑むのでとにかく目が離せない。

会う人に

「女の子はどう?男の子たちと全然違う?」

なんて聞かれるのを、

「いやー、残念ながら男児たちとあまり変わらないんですけど。荒すぎるし」

と答える日々。

どんなに可愛いドレスを着せようが水溜りを見つけたらバシャバシャしなきゃ気が済まない。

昨年末、学校でクリスマスの学芸会的なイベントがあり。

夫と赤児の三人で行きましたが、赤児はじっと座ってられずに校内あちこちを歩き回る。

結局、夫が娘についてまわって気が済むまで歩き続けていて。

かたや、娘の同じ歳の「男児」がママと一緒に1時間以上物音一つ立てずに椅子に静かに座っているではないか?!

えっ!これおかしくない?

なんでうちの子達は男女共じっとしてないの?

家につくなり夫に愚痴る。

「これって私の育て方に問題あるの?遺伝なの?性格?」

周りの誰もが、

「そりゃ走り回って落ち着きない男児たちと育つ女の子なんだから男勝りになるのは当然だよ!」

と言います。

ギャング姫、兄貴二人が大好きです。

そうだったのか。

最初から誰かに教えて欲しかったよ。

この「何かを被ってしばらく黙って静止している」状態に名称はあるんだろうか。

男女の違い、はもちろんあるはずですが、やはり個体差は大きいな。と改めて学んでいます。

我が家にはまだ男の子のおもちゃばかりだけど。

今後バービーやらキラキラした物やピンクの物が増えるんだろうか?

時に愚痴りながらも、基本的には面白がりながら観察しています。

西果て便り

(毎週木曜日更新)
世界放浪の後にヨーロッパの西端アイルランドに辿り着く。海辺の村アイリッシュの夫、と3人の子供達(息子二人、娘一人)と暮らしています。