でも、やっぱりコレがいい!

おはこんばんちは。飯塚です。

こちらは先週末から気温が上がりました。

我が家の男性陣は今季初のセーリングへ。

近くに島に一泊してキャンプとバーベキューを楽しんだ模様。

これからまた夏の遊びができる、と喜びが増えています。

私と娘は船出を見送る。

日本から宅急便が来ました。

先日、日本から船便で送られてきた宅急便が届きました。

発送から約3か月と時間がかかる分、配達料は若干割安だといいます。

日本の私の両親からたまにやってくる宅急便、男児達はいつも興奮気味に開封します。

「僕たちへのプレゼント、今回はなんだろう?」

と。

今回は宮城の美味しいお米、「伊達正夢」とおせんべい、そして大量の「不二家ネクターピーチ」

昨年日本に帰国した際に男児たちが大好きになったものの一つ。

アイルランドには桃味のお菓子や飲み物はないのです。

ダンボールを開けてすぐにネクターに歓喜する男児たち、やっぱりすぐに

「飲んでもいい?」

となり、早速一本ずつ開ける事に。

ふと、私が

「まだプラスチックのストローなんだね。」

と呟くと、息子1号は瞬時に目を輝かせ

「このストロー、とっておこうよ!」

そうだね!いい考えだ!

日本帰国時にも気づいたのは「ストロー」

アイルランドではプラスチックストローは絶滅し、紙ストローしかない。

とはいえ、紙ストローが好きな人なんておそらく存在しない。

一番腹が立ったのはピクニック用の小さなジュースに付属している紙ストローでジュースを開けられなかった事。

「こんなんじゃ、意味ないじゃん!」

とブチ切れながら車の中で安全ピンを見つけて事なきを得た。

飲み始めると水分を含んだ紙ストロー、すぐにふにゃふにゃになる。

数年前に瞬く間に拡散さた「ウミガメの鼻の穴にストローが刺さった映像」。

これが決定的に「プラスチックストロー廃止」に拍車をかけたはず。

当時まだ3歳か4歳だった息子1号も

「ゴミはゴミ箱に入れないと亀がビニール袋を食べたりストローが鼻に刺さったりする」

とよく言っていた。

環境保護のアクションが早い、というのは歓迎すべきなんだろうけれど。

昨年日本に帰国した際、まだプラスチックストローだったので

「日本はまだ紙じゃないんだな。」

と思っていた。

もうずっとプラスチックストローでいいのに、と。

サーカスも「昔風」の日本の方が子供は断然好きです。

EU圏は日本より規制が細かかったり、環境保護の対策などが早い、と思う事が多い。

恐らくEU圏内で国ごとに対策を競い合っている感じだ。

例えば買い物のビニール袋などはずいぶん前から廃止されていたし、フードトラックやファーマーズマーケットなどの容器ももうプラスチックケースはほぼ見かけない。

また、動物愛護団体の圧力も強く、アイルランドのサーカスに登場するのはいわゆる家畜系動物達。

EU内でもまだいろんな動物をサーカスで出している国はあるそう。アイルランドは2018年から規制が始まったとのこと。

昨年春に近くの町に来たサーカス。

息子達が

「見たい!」と言うので昨年春、行ってみた。

大体は人間のショーで、動物の見せ物はアヒルや豚、羊、犬。

近くの村にやってきたサーカス。小さな球体の中でバイクが走るなど。

息子達には初めてのサーカスだったからその時はとても楽しんでいた。

ところが日本帰国で行った「木下大サーカス」。

「木下大サーカス」テント内は撮影禁止。内容盛りだくさんで見応えあり。息子は「また日本のサーカスを観たい!アイルランドのはもう行かない」と言っている。

ライオン、シマウマ、象。

大きいのやら危ないはずの動物がドンドン出てくるじゃないですか!!

息子達は終始興奮して日本のサーカスを楽しんだ。

見る順番が逆じゃなくてよかった。

これで子供達に「アイルランドと日本のどっちのサーカスが好き?」なんて言うのは愚問。

もちろん、ストローに関しても動物愛護の観点からも色々意見はある。

でも、今度日本帰国したらそれこそプラスチックストローを買ってこようかな、などと考えてしまうのでした。

西果て便り

(毎週木曜日更新)
世界放浪の後にヨーロッパの西端アイルランドに辿り着く。海辺の村アイリッシュの夫、と3人の子供達(息子二人、娘一人)と暮らしています。