秋に友を想う訳。

おはこんばんちは。飯塚です。

ちょっとびっくり、もう10月なんですね。どうりで日が短くなってきているわけだ。

もうすぐハロウィンじゃないですか!ってか、今年の終盤すら感じるのキツい!

市内に買い物行ったらハロウィンとクリスマス用品が!!

収穫の秋ですよ!

我が家の家庭菜園は今やハロウィン用カボチャ、枝豆、ほうれん草、ケール、なし、そして大量のリンゴがなっています。

スクスク成長中。月末に彫りまっせ。

最近はアーモンドを収穫しました。

アーモンドはこんな感じでなります。春に咲く花は桜みたいで綺麗。

リンゴは夫が時間さえあれば、サイダー、いわゆるシードルですね。リンゴのお酒を作るのですが、たぶんやらないだろうなぁ。

何年か前はこんな風にリンゴ搾ってジュースとお酒つくったのでした。暇だったなぁ我々。

もうご近所さんのグループチャットでも「リンゴたくさん余ってるんですけどいかがですか?」と言ってます。

落ちたの回収中。
落ちたリンゴを皮と芯だけ残して食べた形跡が…。誰ですか?食べた者は怒らないから前に出なさい(単純に知りたいだけ)

イタリア人の友人のリンゴケーキが大好きで。

とにかく売りたいくらいにリンゴがあるため秋はクランブルとかよく作るんですけど、私が気に入ってるリンゴケーキがあって。

もともとは、イギリスの語学学校留学で同じクラスだったイタリア人の友人シルビアがよく作ってくれたケーキでした。

シルビアのリンゴケーキ朝ごはん。イタリア人は朝ごはんは「甘いもの」を食べるんだそうですよ。

シルビアに関しては以前ここでも書いた事があって。

イギリスのブライトンに住んでいたので2年前に会いに行ってとても楽しい週末を過ごしたのでした。

それで、ブライトンはここからも近いし当時は「よっしゃー、またブライトンに遊びに行くぞ!」と勝手に浮かれていたのだけれど。

ロンドンから電車で1時間でいける海沿いの街、ブライトン

昨年夏前になんとシルビアはイギリス生活にピリオドを打ち故郷、イタリアのサルディーニャ島に帰ってしまいました。

聞いた時、実は軽くショックで。

ブライトンとても素敵な街だったからまた行きたかったのに、もうシルビアはいないなんて…と。

こんな家もあります、ブライトン。

ま、サルディーニャ島もいつか行きたかったからシルビアに会いに行きたいのだけど。元気かなぁ。

ヨーロッパ人の計量は「ヨーグルトカップ」なのか?

毎年秋にリンゴがなるとシルビアを思い出すのです。

でね、シルビアにケーキのレシピを聞いた事があったのですよ。

リンゴ、卵、小麦粉、砂糖、オリーブオイル、ヨーグルト、が入ってて。

でも卵とリンゴ以外の材料の計量が「ヨーグルトカップ」で。

ヨーグルトカップって、一人分のヨーグルトカップね。

そっか、グラムとかじゃないのか、と思いながら

「ね、ヨーグルトカップって言ってもさ、メーカーによってサイズ違うよね?どこのメーカーのヨーグルトカップ使えばいい?」

と軽く質問したら基本的に温厚でニコニコしているシルビアがこの時ちょっと眉をしかめて

「え?メーカー?そんなのだいたい似たようなサイズじゃないの?スーパーでさ、一番出回ってるサイズのヨーグルトカップ買えばいいんだよ」

シルビアの顔には「なんだよ、日本人は細かくてめんどくさいな」って書いてあったし私もそれ以上追求できず。(基本めちゃくちゃ良い人です)

で。作ったんですよ、一人分のヨーグルトカップを使って。

見事に失敗しました。

全部同じカップを使うから比率一緒だし成功するはずだけれど卵とリンゴはカップ使わないしそれでうまくいかなかったのか?

とにかくべちゃべちゃなケーキとなりまして。

焼き時間足らないのかな、と時間かけて焼いても一向に解決せずシルビアのソレとは違いすぎる残念な結果となり、レシピのメモもどこかへ行ってしまいました。

このエピソードをインスタに書いたら、何やらフランス人も「ヨーグルトカップ」を計量に使うらしくて。ヨーロッパスタンダードなのか知らないけど、せめてメーカー指定してほしい!!

新聞のレシピ、よくチェックします。

あれから何年か経ち…忘れた頃に似た材料のケーキレシピを新聞で見つけたのでした!

「これだ!リンゴ、ヨーグルト、オリーブオイル!シルビアのケーキがちゃんと計量されてる!」

以降毎年、庭でリンゴがなるたびに作ってます。

基本的には砂糖とバターの量が半端ないのがヨーロッパのケーキレシピ。

たまには欧米のケーキでも作るか…なんてレシピを調べても

「うわー、こんなに砂糖が…バターもすげ〜。わー、無理…」となり、

「やっぱり日本語のレシピは砂糖もバターも控えめでいいわ〜」に落ち着いた回数は数えきれない。

そんな中で。

このレシピは、

「え!こんなにリンゴ入れるの?」と心配になるぐらいに大量のリンゴを投入、そこにヨーグルト、ハチミツ、オリーブオイルなどを加えます。

作りながらも「罪悪感がない」珍しいケーキ。皮ごと入ったスライスリンゴのシャキシャキ感がヘルシーでそれも良き。

レシピを紹介します。

イタリア風リンゴケーキ

8ー10人分(パウンド型二つまたは23cm型一つ)

リンゴ4個か5個(600g相当)デザート用リンゴは皮付きのままスライス、芯だけ取り除く

卵Lサイズ3つ、
120gハチミツ、
125gヨーグルト、
50m lオリーブオイル、
200gプレインフラワー
10gベーキングパウダー(小麦粉と混ぜておく)

50g胡桃(細かく切って炒る)

1、卵とハチミツを電動ミキサーで3分位白っぽくふわっとなるまで混ぜたら木べらに持ち替えてヨーグルト、オリーブオイルを入れる。

2、小麦粉を混ぜてだまにならないようにする。胡桃とリンゴ(上に並べる分は分けておく)を混ぜて型に入れるたら飾りのリンゴを上に載せ、⭐️のバターとブラウンシュガーミックスをリンゴの上に散らす。

リンゴ並べた後にバターとブラウンシュガーミックスをリンゴの上に散らしてオーブンへ。

3、180℃のオーブンでパウンド型なら30分、23㎝型なら45分焼く。串を刺してきれいに出てきたら焼き上がり。

ぜひお試しください!

西果て便り

(毎週木曜日更新)
世界放浪の後にヨーロッパの西端アイルランドに辿り着く。海辺の村アイリッシュの夫、と3人の子供達(息子二人、娘一人)と暮らしています。