獲れないモノと採らないモノ。

おはこんばんちは。飯塚です。

学校とスポーツクラブの活動が落ち着いたら、周りで風邪や胃腸炎が蔓延し始めました。

うーん、この流れ、ある意味通常営業。子供達が目に見えない何かを学校から持ち帰ってくる。

先週は義理母、週末は夫がダウン。

なんだか症状はコロナっぽいぞ。

あれ、まだ居ますからね。忘れたいけどいつもどこかを彷徨ってる。

今日は娘も発熱。

学校の先生はどうやって対策してるんだろう。免疫力違うのかしら。

日本のサンマ事情が羨ましいです!

最近、日本から「さんまを食べた」や「今年はさんまが安い」と聞き、羨ましく思っていたところです。

年によって全然値段が違うさんま。私達が日本に秋に帰った年は値段も高くさんまの身もずいぶん細身でした。

で。私達は鯖をまだ食べられずにいます。

2020年の夏はまだこんなに獲れてたのに。

というよりロブスターもカニにもありつけない夏でした。

夫が寿司屋をしていた時代がありまして。ロブスターと蟹は鮨ネタになってましたが蟹味噌は誰も食べないから私がいただいてました。

おかしいなぁ。

ほんの数年前は夏、6月から8月は毎週のように鯖が釣れて竜田揚げやサバのサンドイッチ、味噌煮などあれこれしながら食べ続けて夏の終わりには

「鯖食べ飽きたな」

みたいな感じにすらなったのに。

2020年の夏、鯖の竜田揚げと家で採れた野菜たちの夕食。今年は一回も食べてない!

釣れ過ぎた鯖はご近所さんにも配り歩いて我が家の男児達はお小遣いまでいただいてしまったり。

夫の話によると彼が若かった時分には海面が鯖で茹だっているかの如く、鯖まみれな状態で釣りにいけば5分10分で大漁だったという。

そんなお伽話みたいなの、信じられない。気候の変化なのか、単純に魚を獲りすぎた結果なのか。

ちなみに鯖にこだわりありすぎる夫、鮮度を重視するので買ってきたのは食べません。獲れたのしか食べない。というわけで今年はこのままお預けなのかも…。悲しい。

自分がアイリッシュっぽくなってきたよ!

そうそう、毎年秋といえばブラックベリー摘みをしてました。

今年も市内から友人家族が遊びに来た際はちょっと一緒に摘みましたが自分達のブラックベリーは摘まないまま、もう季節は終わってしまいそうです。

近所はどこもかしこもブラックベリーだらけ。仮に住民総出で血眼になりながらブラックベリー摘みをしようがなくなる事はないであろう、それくらいにブラックベリーが溢れている田舎道。

田舎道はこんな感じです。

それなのに、殆どの人がブラックベリーは摘まない。原因はブラックベリーの種。いちごやラズベリーよりも種の存在感があるため、ジャムに加工しても歯の間に種が挟まるのが嫌なのだ。

クランブルも美味しいです。

アイルランドに来た頃、人生初の野生ブラックベリー摘みに夢中になり、連日ブラックベリー摘みに明け暮れていた。アイリッシュの人達が冷めた口調で「ブラックベリー、種が歯に挟まるから摘まないなぁ」なんて言うのを不思議な気分で聞いていたのに。

こんなにブラックベリージャムを作った時もあったのに。

今や私もしっかりアイリッシュみたいにブラックベリー素通りできるようになりましたよ!

今年は特に我が家の庭のプラムでジャム作ったから、というのも理由のひとつではあるんだけど。

今年は庭で豊作のプラムでジャムを作りました。

田舎の人がブラックベリーを摘まない、というのは東京人が街中で有名人を見かけても声をかけたり騒いだりしない、くらいに小慣れた感あります。

 私もだいぶアイリッシュにコンバートされてきたな。

皆様もお身体にお気をつけてください。

ではまた来週。

夏の間ツバメ達がいつも止まっていた電線が静かになっていた。アフリカへ旅立ったようです。

西果て便り

(毎週木曜日更新)
世界放浪の後にヨーロッパの西端アイルランドに辿り着く。海辺の村アイリッシュの夫、と3人の子供達(息子二人、娘一人)と暮らしています。