夏がすぎ。
おはこんばんちは。飯塚です。
夏休みが終わりました、いやっほーい。
今年はいい夏だった。何度も書いてますが、昨年と一昨年は夏はなかったので好天と猛暑(25℃)は誰もが歓迎ムードで
「いやー、今年の夏はいいね!暑いって最高!」
という会話がリピート再生される日々で。
毎年これだったらいいのにね。

夏休み最終日は息子の誕生日。
2か月の夏休み終了し8月27日新年度開始。
ちなみに8月26日は息子の11歳誕生日。
日曜日に家族でご飯を食べて親戚やご近所さんからプレゼントやお金をいただいたり。
夏休み最終日の誕生日に予定は元々なかった。
クラスの子達の数人は毎年盛大に誕生日パーティーを開いたりしているけれど我が家はそのポリシーではないのですよ。
去年は友人達とセーリング日帰り周遊できたし、今年はプレゼントあげて当日は外食しようかと思っていたのに近場の唯一のレストラン兼パブは火曜日は食事提供してないと知り、焦ってしまう。(アイルランドでよくある話、食べ物提供は週末のみとか)
夏休み終了間近、ケイマン諸島から里帰り中の夫の幼馴染みの息子Mくんが前日から泊まりにきた。
本当は泊まる予定はなかったけれどケイマン諸島に帰国間近で二人揃ってあまりに名残惜しそうだから
「じゃ、泊まっていきなよ」となり。
M君、最近、日本の漫画にどハマりしててDuolingoで日本語をやっているらしい。
「鬼滅の刃」が大好きなんだそう。
夜は天ぷらそばに初挑戦、息子達に箸の使い方をレクチャーされ、
「この麺は音を立てながら食べていいんだよ」
なんて言いながら家族全員がズズッ、ズズッ、と盛大に音を立てて麺をすする。
「これ、大丈夫?口に合う?」
と気にする私に、
「凄く美味しい!」
としっかり食べてくれたのは嬉しい。
夜9時くらいから映画を観終ると男児達は夜更かしをする、と意気込んでいる。

「誕生日の夜だから起きてるんだ!」
ふーん、そっか。
身体の成長=体力ついてる。
じゃ、先に寝るよ、おやすみ、と男児達を残して私はベッドへ。
息子1号が誕生した瞬間は夜中の12時半だった。
生まれて11年でその瞬間を彼は友人と過ごすのか、などとちょっと感慨深くなりながら私は眠りにつく。
夜中、たまに目を覚ましては下の階で男児達の会話の声がかすかに聞こえた。別にうるさくはないけれどちょっと気に留めるくらいで私はまた夢の中へ。
3時
まだ、起きてんのか…
4時過ぎ
まだ会話してるよね…
5時
声がするよなぁ…
6時
本当に寝ないつもり?
6時過ぎに目を覚ました夫、リビングを見に行き驚いたらしい。
朝6時半まで起きていたと。
朝、リビングのソファにはM君と次男が横になっていた。
11歳、夜通し起きれる体力があるのか!凄いなぁ。
が息子の誕生日の朝イチの感想。
親は子供を「早寝早起き」させないといけない。育ち盛りに睡眠は大切だ。
夜更かし、それどころかオールナイトで遊ぶだなんてもってのほかなのは我が家も同じなのだけど。
息子はこれからの一年で私の身長(160)を抜かすはず、大人の大きさ、体力も伴ってくるのか。
朝まで起きられるなんて想像もつかなかった。
明日学校始まるけどね、大丈夫かなぁ。
友達と過ごす時間は宝物。
昼まで寝かせて「お寿司が好き」だというM君にお寿司ランチを食べさせて、M君のご両親に了解を得て車で30分のショッピングモールまで行き映画「ジュラシックワールド」鑑賞。

映画が凄く良かった、たくさん人が恐竜に食べられて最高!飽きる瞬間がなくて凄く面白かった!
と男児達ずっと興奮してる。
良かったなぁ。やっぱり映画に来たのは正解だった。
ちなみに私は同じ時間に上映してた「Elio」を4歳児と鑑賞していました。シネコンは便利だね。
息子の学校用のバックパックも新調、お父さんからお小遣いをもらっていたM君も
「ぼくからも誕生日プレゼント買わせてよ!」本屋さんを見つけて二人であれこれ物色してパズルを買ってくれて。
家に着き、M君のお父さんが迎えに来るととても残念そうに「あとちょっといてもいいよね?」
と交渉するM君。
小一時間親同士で世間話して、子供達は外で遊び。
夜9時、さすがに帰る時間。
M君一家は明日朝空港へ、息子は明日から学校だ。
二人の寂しげに見つめ合う表情に胸が痛くなる。
日本でも味わった感覚を思い出してしまった。
再会は一年後。
幼馴染みの父親同士、そして息子同士が抱擁しお別れ。
「また来年も泊まりにおいで」
と声を掛けるとM君は嬉しそうに微笑み、習得中の日本語で
「ありがとう、さよなら」
と言った。
M君、息子の誕生日に彩りを与えてくれてありがとう。
日本にもカリブ海にもアイルランドにもいいお友達がいる息子、楽しい人生かな、だといいけど。
誕生日おめでとう。