ジューシーな手土産。
「家族でソウルに旅行に行くことになったのー!」と連絡があって、久しぶりに火曜日担当のニホンコンに会いました。
子供たちの行きたい聖水や東大門などの行きたいところを優先して考えると、どこに泊まるのがいいかなど。リクエストを聞いて、この場所はここに行くのに便利、あの場所は空港からのアクセスがいいなど、地図を見ながらおしゃべり。
あたりがすっかり暗くなって、そろそろ行きますかと席を立とうとするとニホンコンが白い紙袋を渡してくれました。「今日、横浜で仕事だったからさつまあげを買ってきたの。能登屋のさつまあげ、昔から贈り物っていうとこれ!」
わたしがさつまあげが大好きだっていう話、今までしたことあったっけ。

「焼いたり、温っためたりして食べるのもいいんだけれど、まずはそのまま食べてみてね」
翌日の朝、楽しみにしていたさつまあげの包みを外すと、みっちりつまったさつまあげが現れた。1本まるまるエビの入ったさつまあげは迫力。枝豆がたっぷり入った白いさつまあげは、ばくっとかじりたくなる。玉ねぎ、人参、春菊の入った野菜のさつまあげに、ひじきの入った五目。どれも魅力的。
迷いながらも野菜のたっぷり入ったさつまあげを手にとってバクリ。じゅわっと旨みが口の中に溢れる。おいしいさつまあげはパサパサしていない。これこれ。このジューシーさがおいしいさつまあげのポイント。
調べてみると、横浜にある能登屋さんの歴史は創業から80年以上。初代が能登半島から横浜に移り住み、さつまあげの専門店を開いたのだそう。だから横浜だけれど能登屋だったんですね。
魚のすり身に豆腐や卵などを入れ、成型して油で揚げるさつまあげ。甘みはさつまあげに入る砂糖。鹿児島では「つけあげ」と呼ばれることも。江戸時代、島津 斉彬(しまづ なりあきら)が薩摩藩主だった頃に生まれたと伝えられている食べ物。

そういえば、小学生の時、料理らしい料理を作ったことのない時期に、いくつかお気に入りのレシピと呼ぶには足りないいくつかの調理法がありました。
母の田舎・愛媛では「天ぷら」と呼ばれるじゃこ天がたくさん届くと、フライパンにごま油をあたため適度にカットしたじゃこ天をいため、醤油をちょこっと垂らす。生姜を多めに擦っておいて、天ぷらにのせつつ食べる。
大根と一緒にさつまあげを煮るのもいい。さつまあげから出る油分がおいしい調味料になる。
細かく刻んできんぴらに混ぜるのもおいしいし、さつまあげの真ん中に包丁を入れ、チーズしそ、明太マヨを挟んで焼いてもよいつまみになる。細かく刻んでつツナやネギと一緒に焼飯の具にしてもおいしい。

そのまま食べてもおいしいさつまあげは、料理のポイントになる材料にもなってくれる。
さつまあげのひとつだけ危険なところ。食べやすいから、伸ばす手がとまらなくなること。
ニホンコンにいただいた能登屋のさつまあげも、伸ばす手がとまらない、危険な一品でした。

わたしも今度、手土産にしよう。
ニホンコンことかおりさん、大変おいしくいただきました。

ごちそうさまでした。2026年もよろしくねー!