2023-09-09

紺ブレ。

まだ子供が生まれたばかりの頃住んでいた豪徳寺へ。久しぶりに足を運んできました。

知り合いの方が、インスタグラムにあげていた「ネイビーブレザー」というお店がずっと気になっておりまして。明日のワークショップのお昼ご飯の買い出しを、昔よく買い物をしていた豪徳寺のスーパーですれば一石二鳥。保育園帰りに電動自転車を走らせた道のりを懐かしく歩いてきました。

久しぶりに降り立つ豪徳寺。
駅の前にこんなに大きな招き猫の銅像がたっていたっけ。

「豪徳寺」なんだか豪華な名前。
その名前を初めて知ったのは、小学5年生の時でした。庄司陽子さん原作の漫画『Let’s豪徳寺！』の映画を見に行ったのがおそらく、というか間違いなく最初。私の頭の中で主役は菊池桃子さんだった記憶で定着をしていたのですが、今回調べてみると主役は三田寛子さんでした。そうか、そうだった。あのふわふわした桃子ちゃんカットをした三田寛子さんだった。豪漫画に出てくるのは、世田谷にある「豪徳寺家」の大豪邸という設定で、その豪邸がある場所は豪徳寺という言及はなかったのだけれど、なぜかその時に豪徳寺というお寺があって、そこが招き猫が発祥の場所だということを同時に知ったのでした。

主人公は狛江百合、運転手さんの名前は経堂、ばあやの名前は北見。どうか登場人物の名前は、小田急線が由来だったんですね。だいぶ久しぶりに漫画を読み返したくなりました。

駅を左に出て、少し先にある豪徳寺市場。よく買い物をしていたスーパーのちょうど前。
2022年の9月に市場の中にオープンした古着とオリジナルのネイビーブレザー。紺ブレのお店。
そういえば紺ブレも流行ったなぁ。中学、高校で愛読していたmc Sister。特集されていたプレッピースタイルを真似して、パーカーにブレザー、足元はワークブーツを合わせたりしていました。

お店にお邪魔すると、絶賛模様替え中。

「すみません、店頭のコーディネートを変更中で。ゆっくり見ていってください。」

チェックのシャツやスニーカーを見ながら、店主の方とおしゃべりをしていると、なぜ「ネイビーブレザー」のお店なのか理由がひとつわかりました。

「僕、以前は表参道のラルフローレンでずっと働いておりまして。そのあとひとつ別のアパレルで仕事をして、去年こちらのお店をスタートしたんです」

校則の厳しい学校だったので、靴下にワンポイントもNGだったんですが。どうしてもポロのマークのついた靴下をはきたくて。マークの部分を折り返して「白です」というふりをして、履いてました。ポロの靴下！店内にもありましたポロマークの靴下。蛍光のグリーンや黄色など、見たことのない色が並んでいます。

「これ珍しい色ですよね」

「なかなかないですよね。これ、ハワイで見つけて仕入れてきたんです」

かわいい。黄色がとってもかわいい。お値段もとってもお手頃だったので迷わず購入。

「インスタでお店の名前が入ったキャップを見たんですが、まだありますか？」

「あ、ごめんなさい。ここに埋れてしまってるんですが、あと2つありますよ」

お店の名前になっているネイビーと白のキャップがひとつずつ残っていました。
少しずつ暑さが和らいでくると、身体は正直なもので。秋や冬に着たいもの、身につけたいものに自然と目がいきます。洋服を買うよりも先に、小物にばかり目がいって、秋口にかぶりたい帽子をすでに2個手に入れている状態なのですが、キャップもかわいい。こどもと兼用でもいいんじゃないかという、たいへん都合のいい言い訳のもとに、白いキャップを購入しました。