変化のスピード。

2024年の年が明けてから、この4月までビュンと時が過ぎて行ったような気がします。
子どもの受験が終わって、すぐに卒業式。今週は高校の入学式がありました。

制服のない学校なので、入学式には何を着ていくか。休日に洋服屋さんをまわる。
このスーツはちょっと違うかなぁ。あそこのお店も見に行ってみる?と渋谷の街をさくさく移動する。

ジャケットの下のシャツはチェックもかわいいかもしれないよ。うーん。シャツはやっぱり白がいい。ネクタイはどうする?ストライプがいいかな。靴はコンバースがいい。

小学校の卒業式の時にもブレザーやシャツを子どもと一緒に買いに行ったのだけれど、その時は親のおすすめ通りに試着をして、これでいいかなとすぐに洋服が決まった。その時のことを思うと、3年間でまた大きくなったんだなぁとしみじみ思う。

なんにせよ「これがいい」というこだわりがあるのは良いことだ。

パンツのサイズはもう一個上にしようかな。コンバースはハイカットにする、などなど。試着をして「これ」というものをしっかり選ぶ。シャツを白にした理由は、周りの子どもたちがどんな服装で来るのか想像をしたり、初日はあまり外れすぎないようにという子どもなりの考えもあったのかもしれない。足元にグレーのコンバースのハイカットを選んだ時には、個性があってめっちゃいいじゃんと、母は心の中でいいねボタンを連打しておりました。

入学式はあいにくの雨。1学年3クラスで、小学校からの友達も多かった中学校から、1学年は8クラス、新しい友達ばかりの高校にいきなりジャンプ。やはり緊張をしていたのか、入学式が終わり、家に帰ってきた夕方、子どもはベッドで目を閉じていた。

高校になって母にもわりと大きな変化がありました。毎日、お弁当があること。

夕飯とのやりくり。お弁当のおかずが前の日とかぶらないように、冷蔵庫に残っているカニカマは卵焼きに。追加で唐揚げ用の鶏肉は買っておこう。頭をフル回転させて夕方の買い物をする。お弁当箱を開けた時にちょっと口角が上がるような彩りにもしてあげたい。午前中の授業を終えてお腹はペコペコだろうから、ごはんはぎゅっと詰める。

返ってきたお弁当箱が空っぽだと、今度は母の口角があがる。洗いものをしながら、今日はどんなお友達とお昼を食べた?とインタビュー。今日は男子のみ。今日は席の近い友達たちと。世田谷の子、東村山の子。いろんなところから高校に来ていたよ。そんな話を嬉しく聞きながら、明日のお浸しは小松菜にしようか、菜の花にしようかと冷蔵庫を覗き込む。

子どもの高校生活が始まって3日目。事務所でパソコン仕事をしながら、そろそろ夕飯を作りに家にもどらないと。パソコンをパタンと閉じると、子どもからLINE。「今日は夕飯なしでいい」と短いメッセージが届く。中学時代、学校の授業のある日にそういうことはなかった。「友達と食べてくるの?」と返信をすると、また短く「そう」と一言返信が返ってくる。

家に帰ってきた息子に、何食べてきたの?と訊いてみると、違うクラスになってしまった中学校からの友達と高校で仲良くなった友達と、高校の近くの浜田山の中華料理屋さんでごはんを食べて来たんだとのこと。数日前まで中学生だったのが不思議な気持ちになるほど、高校に入ってからほんの数日でぐんぐん成長しているように見える。

積み上げられた教科書の内容も一段と難しくなった。来週になると部活の体験入部が始まる。軽音楽部がある高校という条件で受験する高校を選んだのだけれど、映画研究会の先輩のプレゼンが素晴らしかったようで、面白そうだと心が揺れている様子もいいねぇと思いながらまた母の口角があがる。

連日遅くまで勉強をやり切って入学した高校での滑り出し。まずは楽しそうに過ごしてくれているようでほっとする。SAKRA.JP日曜日更新担当の佐藤家からも毎日お弁当のことがずっと頭にあるよ〜とメッセージがやってきた。高校生の3年間、きっと中学のようにあっという間なんだろうなぁ。母たちも楽しみながら無事お弁当生活を終えられるといいね、なんてまだ始まったばかりなのに数年後を想像してしまう。

さぁ、来週はなんのおかずを作ろうかなぁ。

今週も一週間おつかれさまでした!4月も、もう中旬ですね。

こいけはなえの気になるもの。

(毎週土曜日更新)
マネージメントを中心に料理家と一緒にand recipeという会社をやってます。とにかく旅が好き。

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