安静の地獄(安政の大獄みたいだな)
こんにちわー。ムトーです。
2023年になって23日目。早い。もう、すぐ45歳だわ。
先日、ミュージシャンの高橋幸宏さんが亡くなったでしょ。YMOも高橋幸宏さんも好きだったからとても残念。自分の青春時代に「カッコいい大人」だった人が亡くなったりする年代になってきた。高橋さんが亡くなったの70歳。あと25年。一瞬やん。25年て。
中学生の頃、音楽が好きな友人2人がいて。YMOのメンバーではそれぞれ、いちばん好きな人が違う。僕は細野晴臣さん、A君は高橋幸宏さん、K君は坂本龍一さん。担当というのかな。だから、すぐに幸宏さん担当の友人に「亡くなったんだね」とメールを送りました。中学の頃、A君の家のCD棚から幸宏さんのCDを見つけて、借りて自転車で帰ったこととか鮮明に思い出して。もう1回、あの日に戻りたいよ、と涙目になった(なんで?)。
音楽っていいな。
高橋幸宏さんの声が、とても好き。
YMOの「以心伝心」、「ポケットに虹がいっぱい」、スカパラと一緒の「ウォーター・メロン」、ソロの「Left Bank『左岸』」が特に好き。
音楽はずっと残って、聴くことができる。
でも、やっぱ好きな人たちがいなくなるの悲しいからな。時間止まんないかな(子どもの発想)。
さて。
しまった。幸宏さんの絵を描いていたら、このあと何を書こうとしていたのかすっかり忘れてしまった。
なんだっけ。最近の出来事、、、なんかなかったかな。病院行ったな。
安静
昨年の健康診断で、血圧と心電図でひっかかってしまって、年末再検査をしたんです。
それで、またしっかり身体を調べることになって通っているんですけど、検査を受ける前に
「じゃあ30分安静にしておいてください。」
って言われるんですよ。看護師さんに。
病院のベッドの上で安静って、どういうことかな、って考えたんですけど。
もう45歳にもなるので
「あのぉ、スマホ見ていいですか?」
とかって訊くのもはばかられるし。テレビもないし。本や雑誌などを読むことはできますでしょうか、とかって言いたいけど言えない。
きっと、安静というのは何もしないことだ、と自分に言い聞かせて、何も持たずにベッドで天井を見ることにしたんです。
暇。
やることない。
午前中の全く眠くない時間に「眠れたらいいのに」とか思いながら目を瞑ってみたり。
目を開けて天井のビスの数を数えたり。時間が経たない。最後は1秒からカウントする。時計なしで正確に10秒をカウントできる能力を持つ僕は、それを6回繰り返すと1分が経つことを知っている。もうきっと15分は経っているだろうから、15分くらいカウントすれば看護師さんが。。
そんなこんなで30分経って「シャー」ってカーテンが開けられたときにはもう、苦痛からの解放の喜びに浸る。
しかし、そこで「あ、ムトーさん、ちょっとまだ脈拍数が多いのでちょっとまた薬を1錠飲んで、引き続き30分様子見ましょう。安静にして。」
え、、また安静、、、。取り乱してベッドの上で暴れたくなるくらいのショック。落ち着け、45だ(いくつでもダメだ)。
まったくこちらの心は安静じゃないんだよね。また安静地獄。。
ほんと死んで地獄に落ちて、この地獄だったら嫌だなあ。やだやだやだやだ。
もう、1時間の安静地獄を耐えたあとの検査なんて、いろいろと右向いてとか、息吸ってとか止めてとか指示されてやることが沢山あるから嬉しい。天国。
検査後、車椅子を押してくれる看護師さんとエレベーターでの無言の時間が流れるのが気まずくて、話題も特にないので「安静にするのがねえ、結構苦痛で、、へへっ。」と言ってみたら「意外とスマホとか見ているだけでもストレスかかったりしてるんですよ。だから安静にするって大事なんです。」っと返ってきて。
ああ、「安静に」と言われたときには、やはり静かに何もしてはいけないんだな、としっかりと確認できたのです。
「じゃあ、検査前に薬を飲んでいますので、1時間ベッドで安静にしてくださいね。」
ま、、また、、、1時間、、、、、、、、。
という新しい地獄に怯えるこの頃です。
健康がいいね。
妄想旅行社ムトーツアーズ 代表 ムトー