ぼっち考

こんにちわー。ムトーです。

もう桜散った。大分。春、ほぼ終わり。

あ、ダイエットね。続いていて。この1ヶ月くらい全然体重が減らなくて。増えもしないんだけど、全然落ちない。あー、、これが噂の「停滞期」というやつか、って気づいてしまって。でも、それでイヤになっちゃうとまた太るでしょ。だから、嫌にならないことにして、ダイエットを続けてみました。そしたらまたちょっとずつ落ち始めて。

約3ヶ月で13.5kg落ちました。

飲み会とかが増えるとなあ、またダイエットが難しくなるんだよなあ。うーん。

ぽつん≠ぼっち

SAKRA.JP土曜日更新のエッセイ「こいけはなえの気になるもの。」の4月16日のタイトルが「居心地のいいポツン。」だったんですけど。

このタイトルを目にした瞬間に「あー、もう。こいけさんさすが!わかってる!」と勝手に感動して。共感を得るためにコラムを読み進めたんですけど。

あ、、ちがった。。こいけさんの「ポツン」と、僕のそれは全然違った。

こいけさんの「ポツン」は、こいけさんというひとがテキパキと人のために動いて自分で作った「距離と時間」。「余裕」ともちょっと違うんだけど、僕からしたら、ある意味「境地」みたいなものにも思える。

「おー!こいけさん、僕も僕も!」って僕が早とちりしたのは「ポツン」っていう響きを「ぼっち」と読み違えたからだな。

僕はひとりが好きなんですよ。

もともとは好きじゃなかった。と思う。

子どもの頃から「はい、グループを作ってー。」という時間が苦手で。僕だけ余りそうで不安だし、入ったグループで楽しくやれるかわからないし。変なプライドあるし。

なにかと馴染めない人間だな、と感じることが多くて。

コーヒーの香りが好きで、高校時代に喫茶店に通い始めました。

喫茶店ってひとりで入ると、視線を置く場所がないんです。中空を眺めるか、テーブルに置かれたコーヒーを見つめるか。

なにも自分を裏切らない。

ぼっちにはスランプがない、というのかな。

うん。ああ。居場所だ。

高校生のムトーはそう確信したのです。以来、ずっと喫茶人生。日常に喫茶を挟む、というより、喫茶に他のことを挟んでいるような感覚(やべーな)。

だから、いつも行く喫茶店とかコーヒー屋さんからしたら「この人、いつも独りやな。。友だち、、おらんのかな、、、。うん、おらんな。。」ってぼっち認定されていると思うんです。

ずっと外眺める喫茶時間に、友だち必要?

ムトーが外を眺める、でおなじみの場所。

海外にはひとりで飲食店に入ると「変わってるひと」って思われる国もあるらしいから、とりあえず日本に生まれてよかった。(日本でも変わってるひとと思われてんのか、、、)

喫茶に逃げた僕は、結局友だちづくりのスキルが上がらないままで。大学でも友だちはあまり作れなくて。

学生生活の後半に通った広告の学校で出会った人たちが優しくて、仲良くしてくれて。

その繋がりで、いま、これを書いていたり。

大分に戻って、社会人生活を始めたけどまたそれもなかなか楽しめなくて、仕事おわり毎日のように1時間かけて街に出かけて喫茶店や雑貨屋に通って。

その雑貨屋に置いてあったフライヤーがきっかけで通い始めた陶芸教室で、また優しいひとたちに出会って、大人になっても友だちってできるんだ、と知った。

でも、いまだに「飲みに行こうぜ!」と誘える人はほとんどいない。

たまに勇気を出して誘ってみたときに、「行こう!」とか「いいよ!」って言ってくれると「ひゅー!」って嬉しかったりする。

結局、そうだった。

馴染めないところから逃げて見つけた居心地のいい場所が「ひとり」だっただけで、孤独を愛しているわけではない。

たまにはやっぱり、ワイワイしたい。でも、好きなひとたちとワイワイしたい。でも、できれば少人数でワイワイしたい。

欲を言えば3人とか4人くらいまででワイワイしたい。

あー、めんど。おれ。

妄想旅行社ムトーツアーズ 代表 ムトー

ムトーツアーズ

(隔週月曜日更新)
大分県に住んでいます。大分に遊びや仕事に来た人を案内することにヨロコビを覚える男です。