16万円だった

ブータンから帰ってきて、ふと口座残高を確認して驚きました。

なんと、160,000円。

何回か金額を見直しましたが、16万円。くどいようですが、驚いたのでもう1度お伝えします。十六万円です。中学生くらいに見て以来の金額です。大学時代の1カ月のバイト代程度です。やや動揺しかけたものの、ちょっと考えて心の平穏を取り戻しました。

ブータンで高山病にやられて視界がホワイトアウトした時、あるいはメキシコの僻地で崖っぽい斜面から落ちて、血がダラダラ流れていた時の方が危険度は高めだったはず。そこからすると、多少残高が少なかろうと、即座に生命の危機はありません。

命に別状がないのなら、当面は問題ないでしょう。ならば、大丈夫。とりあえず働けばよいのです。こういう時に、くよくよ落ち込まない短絡的な思考なのは助かります。

とはいえ、フィンランド、ブータンに行くため、夏から秋にかけて仕事量を減らしていた影響が如実に出ていました。すごい。

帰国するちょっと前までのブータン滞在中、レースに出場するアスリートは、ホテル代から航空券、観光税、ガイド代まですべて無料、さらには国王や元首相に謁見するというVIP待遇でした。

ブータンのレース最終日のゴールでは、大勢の観客から歓声で迎えられました。

ほぼお金を使わない生活から、使うお金のない生活へ。人生は山あり谷ありというものの、なかなかの落差です。

そんなわけで、しばらくは真面目に仕事もしつつ、走って山に行ってといつも通りやっていきます。こういう機会でもないと、重い腰を動かさないので、はじめてのトレイルランニング練習会や、ステージレースの始め方・ステップアップ講習をと画策しております。興味をお持ちの方は気軽にご連絡ください!

16万円のインパクトに押され、トップに出ている写真にふれるのを忘れていました。新居ではなく、石川県でつくられているHITOYAMA ICHIRINOキャンプ場です。本格始動は来年の春からですが、今冬からボチボチ稼働するそうです。スキー場の元ゲレンデという立地なので、ゲレンデを滑ってからの雪中キャンプも楽しいです。

外観はこんな感じ。高くなっているのはスノーシーズンに備えて。
キャンプサイトは広々。

わかおかの山日記

(隔週水曜日更新)
山を走ったり、歩いたりするのが好きです。よく忘れ物をします。そんな日々を記すライターでランナーです。

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