幸せの国とイエティと人魚と

ブータンの北部からこんにちは!クズサンポーラ!

入国して8日目になります。大会出場まで、公式のプログラムをこなして、ようやくあす13日からレースが始まります。

寺院を巡ったり、全員でハイキングしたり、前首相との茶話会があったりと濃密な時間を過ごしています。ほかにも、タンザニアから参加のサイモンさんと露天風呂に入ったり、みんなでランニングしたり。

Gasaの寺院にて。
近くの街から来ていたおじさんも一緒に。

ゆるゆるした日々は終わり、13日から5日間で200km、平均標高4,000m以上、最高点で5500m近くを走ります。エベレスト登頂の成功率よりも踏破できる確率が低いというルートです。

レースを前に、野生動物にどうやって対応するかという講義がありました。イノシシやクマ、ブータンの国獣であるタキン(牛と羊の合いの子的なやつ)などと遭遇した場合の対応に加え、イエティに出会ったら、どうするか、というものまでありました。

そんなの対応策なんてあるの?と頭を悩ませましたが、イエティは遭遇できたらラッキーで、こちらに気付いたら逃げちゃうとのこと。

イエティもいそうな標高4,000mオーバー。12日の様子だと大会スタッフから送られてきました。

なんだ、ジョークかと思っていたら、夕食の時に、大会に参加するブータン人女性が20年ほど前にイエティを見たと話してくれました。標高3,000m以上の山岳地帯に住み、自分たちの村近くの山中で発見。体高は2mを超えるらしく、顔が赤味を帯びていて、長くて白い毛で体表が覆われていたそうです。

ひと昔前はこの情報をテレビ局に持って行ったら、「幸せの国でイエティを探せ」的な番組になったのになあ。そしたら、また来れるのに、などと過ぎ去りし平成に懐かしみました。

ちなみに、ブータンのイエティは3つの名前があります。ミゲ、ミゲム、ミチュンです。ミゲはオスで、ミゲムはメス、ミチュンはミゲより小さいやつです。

さらに、ルート上の湖には、そこかしこに人魚がいるとのこと。人間の姿に変化することもできるとか。海だと、歌をうたって誘惑してきたり、ちょっと恐ろしい面もありますが、ブータンの人魚は神さまみたいな存在、半神です。お祈りすれば、ご加護をくださるそうです。遭遇できたら、レースも好成績になること間違いなし!ぜひともお会いしたいものです。

さてさて、どんなレースになるのでしょう。ブッダのみぞ知る5日間の旅が楽しみです。

ここからレース中にどれくらい進んでいるかが分かります↓
https://trackleaders.com/snowman22f

大会・SNOWMAN RACEの公式サイト↓
https://snowmanrace.org

たまたま通りがかっただけなのに、「I love you」と手を振ってくれた子どもたち。in Thimphu

ばいばい

わかおかの山日記

(隔週水曜日更新)
山を走ったり、歩いたりするのが好きです。よく忘れ物をします。そんな日々を記すライターでランナーです。

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