5年目の振り返り

6月1日でSAKRA.JPがスタートから5年目に突入。ということで、2020年からの歩みを振り返ってみます。だいたい山に行っているか、走ってばかりなのですが、とにかく回顧です。

そもそもの始まり

僕の初登場はSAKRAが始まって1カ月半後でした。リーダー・ぐっさんから書いてみる?と誘われ、ムトーさんのイラスト1枚を見て、文章を添えることに。

なかなかクセのあるイラストとメッセージ。そこから浮かび上がってくる情景をつづって生まれたのが「羽根を休めた場所がたまたま寿司の上だった、というだけの話。」でした。

イラストが意表をついているので、テーマは普遍的なものにしようと思い、出会いと別れが交錯する一場面を描きました。最初に浮かんできたイメージが、羽根を休めていた鳥が飛び立つだったので、それを終着にすると決めたような気がします。ホヤのように甘く、ほろ苦いお話です。

謎のゼリー小説

翌年から山日記として隔週で書いているのですが、その前にスゴいのを書いてました。
謎のゼリー小説です。朝起きた時に体がゼリーになっていたら大変だろうなあと、見切り発車で書いていたら、思いのほか長くなりました。

安部公房の小説「カンガルーノート」で、男の脚にかいわれ大根が生えてくる描写が好きだったので、影響を受けていたのかもしれません。かいわれが生えるのも大変だと思われます。これが本当の大根足。

遡ってみると、謎の短編しか書いていませんでした。メンバーに加えてもらえたのが不思議です。
2021年から始まった山日記をざっくり数えてみたら、90回を超えていました。意外と書いてきたことに驚きです。

昨年は北海道から沖縄まで山をつないでみたり、その前にも日本山脈縦走と称して本州の山を走ったり、ブータンのレースに出たり、いつの間にか預金残高が16万円になったりと楽しい日々を送ってきました。

ちなみに、数日前にみたときの残高は30万円弱でした。

ブータンの氷河と青空とブルーなテント

こうして出来事を振り返ることのできるホームがあるって、とても幸せなことです。記事を遡っていると、忘却のかなたに消えていた記憶が呼び戻され、無性に懐かしくなりました。

SAKRA.JPは5年目に突入。だからと言って変化はありません。読んだとてタメになるようなことは書けません。土曜担当のこいけはなえさんが書いている通りです。

「なにげない日常とはいえ、こうして土曜日に何かを届けるという場がなかったら、見過ごしてしまっていたような小さな感情や街の匂いなど。思い返すと決してなにげなくない、なにげあるように見えてくる日々」

ということで、ゆるゆると続けていきます。新しい1年もゆるっとお付き合いください。

おまけ

そういえば、先日、日光でびっくりするくらい美味しいアップルパイを食べました。自分史上最高です。

表面に塗られたソースのほどよい甘さと酸味にはじまり、パイ生地とリンゴの食感、クリームの軽い口当たり。いろんな要素が一つになって美味を構成していました。そして、パイ生地の層という層に幸せが詰まっていました。

菓子工房ギャルソンのアップルパイ。このボリュームで600円はもう価格破壊よ。

わかおかの山日記

(隔週水曜日更新)
山を走ったり、歩いたりするのが好きです。よく忘れ物をします。そんな日々を記すライターでランナーです。

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