うどんも美味しいんだな。
コシのある麺をツルツルとすすりながら気付かされました。
風邪を引いた時に食べる病人食と位置付けていましたが、これは乙なものです。
いつもと違う状況にならないと、なかなか分からないものだなと噛み締めるのでした。
のんびりモグモグしているのは、草津温泉で週末から休養していたからです。
山口・秋吉台から、ほとんど休まずに1800kmほど動いていたら、体調を崩しちゃいまして。。。
食べると気持ち悪くなり、下してしまうのが主な不調です。
それでも2、3日は行動していたのですが、食べれないと痩せ細る一方です。
そこで、大きく休むことに。
滞留するのは、さいわいなことに草津温泉。休養を取るにはぴったりでした。
とはいえ、主にゴロゴロするだけ。手持ち無沙汰です。
すぐに体を動かしたくなり、そのたびに気を落ち着かせるという繰り返し。
休むのもなかなか楽ではありません。
ゆっくりするついでに、ここまでを振り返ると、毎日、普段の2、3倍ほど食べ続けてきていました。
よくよく考えると、びっくりです。
よくもまあ、それだけの量を毎日消化できているものだなあと。
それも走る日々で。 そりゃあ、内臓も疲れるわけです。
途中で休めばいいのに。
後から思うと、そうなのですが、案外と本人は自覚していないものです。
昨日できたことは今日もできるはずと思いがちなわけで。
非日常だったのが、毎日続くと、それが日常になり変わります。
50kmくらい走るのも、毎日ひと山越えるのも、いっぱい食べるのも普通、
平々凡々な1日だとばかり思い込んでいました。
「日常」と思っていたものは崩れないと、なかなかありがたみに気付けないものです。
日常の尊さを改めて感じながら、コシの強いうどんのように、粘り腰で走り続けたいものです。