がんばってます山の看板
山の看板はタフです。
平地に比べて天気の変化は目まぐるしく、強い雨風にさらされます。山頂部であれば、さえぎるものがなくて強風がいっそう吹き荒れ、かたや森の中では湿度が高く、なかなか乾きません。
標高が上がる分、紫外線も強く、看板の褪色が進みやすくなります。熊の遊び道具としてかじられてボロボロになることも。
2カ月にわたって日本列島の山々を巡ってきました。僕自身も豪雨、暴風、水の中にいるかのような濃霧、焼けるような日差しなどを体験。その結果、過酷な環境で役目を果たす看板には感情移入してしまいます。がんばれ、看板!
今回は甲信越を旅する途中で出会った看板を紹介します。
365日はたらく山の看板は、がんばりすぎると文字が読めなくなります。いいんです、それでも。存在しているだけで、ここは獣道ではないんだなと、安心感を与えてくれます。
地面に直置きタイプ。もともとはどこかに立てられていたか、掲げられていたはず。でも、いいんです。
スマートに自立していなくとも。地べたに捨ておかれようとも、なすべきことをなす。それが大切です。^_^
山小屋の看板は個性が光ります。形状や書体、装飾性などから、そこに働く人の顔が浮かび上がってきます。
名称だけを示したシンプルな看板もいいですが、遊び心を感じられると嬉しくなります。電波が4本あるのは思わず確かめるはず。あと200歩、誰の歩幅で?と思いつつ数えちゃいますね。のぞき岩は、裏表で書体が違う!明朝体だと、妙な情緒が感じられます。
そういえば、こんなのもありました。SDGs
若岡はここにいます。それではまた!