ふたつ返事

春の陽気に誘われる季節がやってきました。
心地よい温かさ、柔らかい日差し。心もおだやかです。

冬の寒さに耐えるために、体のあちこちが縮こまっていた状態から解き放たれ、首から、肩から、背筋を抜けて、つま先に至るまで、もう全身の筋肉がゆるみます。

むしろ弛緩しきって、春の訪れを全身で感じている次第です。

体のゆるみに伴い、普段からゆるめな脳内も、さらにゆるみます。
その結果、100kmほど走ることに。

いきさつとしては、別件で連絡を取っていたら「週末に100kmほど山を走る」と聞かされ、詳細を教えてもらう前から、脊髄反射的にその場で行きますと二つ返事。思い返せば、脳がとろけておりました。

当日の早朝に慌てて準備をして、現地へ向かいながら100kmはそこそこ長いなあと気づくありさまです。
のんきなのは春のせいです。花粉症で注意力が散漫なのもあると思います。

夜明けとともにスタート。使用前のキレイな状態です。

帰省中の石川から福井へ移動。鯖江市、越前市の里山をぐるりと回る「福井里山100」のルートでした。誘ってくれた、福井県でレストラン「MarPe」を営むヨーヘイさんは寝坊で遅刻。いい感じのゆるさです。そんなこんなで、ゆるゆるとスタートです。

ガスがかかって雲海気分。

いくつもの里山を登って下りてを繰り返します。驚くべきは、どこも登山道がきれい。きちんと整備されていて、気持ちがいい。福井の人はこぞって山登りが趣味、あるいは整備が生きがいなのではないかと勘繰るほどです。

手軽に登れるところでこの景色。
気持ちいい!

眺望がいい山も多く、かつては山城として利用されていたところもちらほら。そんな山の上に、幸せの鐘がつるされていました。鐘の正体は、炊飯ジャーの中身でした。たしかに炊き立ての白米は、食卓に幸せを届けてくれます。

手作り感満載。

すっかり九州での暮らしに慣れてしまい、北陸の春を忘れていました。標高の低い山といえども、まだ雪が残っています。溶けかけで滑ったり、踏み抜いたり。普通に登るよりも難度が上がります。た、楽しい。

楽しいのですが、雪で思うように進めず。想定よりも大幅に時間がかかり、体力面でも消耗が大きかったです。結局、ここでの消耗が激しかったこともあり、ぐるっと1周せずに半周ちょっとで終了でした。1度に行けなくともいいのです。楽しければいいのです。

帰り際の「またやりましょう」というお誘いにも、もちろんふたつ返事でした。

山を堪能して満腹なヨーヘイさん。
解脱しそうなおだやかな表情。
下山すると突如として現れる金色に輝く仏像。
腕の太さがすごい。
岡太神社の山門?
なんとサポート付きでした
充実のサポートです。ありがたや。
三床山からの夜景。こんなスポットまであるとは!

わかおかの山日記

(隔週水曜日更新)
山を走ったり、歩いたりするのが好きです。よく忘れ物をします。そんな日々を記すライターでランナーです。

HPはこちら