略語・略称
ども、カルロスです。
GWど真ん中です。いままでは、GWはどこも混んでるので地元でゆっくりなんて感じありましたが、最近はその地元も外国からの旅行客で盛り上がっています。とくに関東近縁は… 日本の良いところを楽しい思い出と共に持ち帰って欲しいですね。そしていっぱい買い物して、外貨落としていってねw
業界用語の使い方
身近でよく普段の会話の中で使う略称だったり、独特な言葉の使い回しがありますよね。
ちょっと前からだと、”なるはやで!”(=なるべくはやく)とかもそうだし、このタイトルになっている”ほぼほぼ”もその一つです。
ほぼほぼは、”ほぼ”x2 なわけですが、ほぼよりも、もっとアバウトになっているの?どっち?なんて問題もありますが、しれっと使ってしまいます。そして使われてもそんなに違和感を感じない。”ほぼ”って言われるよりも、”ほぼほぼ”って言われた方がなんかしっくりくる不思議な言葉です。
でも、この手の言葉ってかなりの確率で、特定業界で使われていた言葉が一般に漏れ出したケースが多いのです。業界用語ってやつですね。ほぼほぼもビジネス界隈、特に営業や事業開拓の分野で聞かれていた言葉です(諸説ありますが)。
という観点で私の属する宇宙業界を見てみるとやはりいくつかそういう言葉が見当たります。
サチる:サチュレーションするの略。サチュレーションはSaturateが動詞で飽和するということです。サチるは飽和するってことです。
衛星画像で明るいターゲットを観測し値が振り切っている時に、このピクセルはサチっていると言ったりします。
仕事がいっぱいで、どうにも回らない時にさらにお願いが来た時とかも “ごめん、俺いまサチってて” なんて応用も効きます。
インクリ: インクリネーションの略称。軌道傾斜角のことです。衛星の廻る地球周回軌道は低軌道の場合は極軌道が一般的。南極と北極を結ぶ縦のライン(つまり90度)でぐるぐる周ります。
が、1箇所を何度も観測したい場合、南北の縦ラインを傾ける、つまり軌道傾斜角を小さく寝かせた軌道をとる時があります。インクリが小さい(寝かせる)などと言われる時があります。
コンタミ:コンタミネーションの略。汚れてしまうこと。センサー面に汚れが付着したり、余計な雑音を含むことにも使ったりします。
福岡出張の屋台で隣の席の学生たちがコンタミって連発していて、聞き耳をたてているとどうも発酵の実験の話をしているようなんですね。へーと思って、”コンタミってそういう時にも使うんですね!” ってつい話しかけてしまい、醸造学部の学生たちと盛り上がってしまいました。
写真は先日のひたち海浜公園のネモフィラを見てきました。公式発表による開花ピーク日の4/19ということで、平日にも関わらず人もたくさん。極軌道衛星だと10:30くらいが観測ですから、衛星画像には人もたくさん写り込んでいるはず、つまりコンタミしていることがわかりました。

気になる音楽のコーナー
Luv 2 U / Junior Jack
ロバータフラックの有名なあの曲のハウスアレンジです。原曲も掘り出して聞いてみてください。改めて秀逸さが染み渡ってきます。
では、またまた。