Mostly earth, sometimes space.

災害

ども、カルロスです。

前回、1月1日にポストした後に大きな災害、事故が立て続けに起こってしまいました。被災した方、関係している方々には大変な思いをされていることと思います。私も今までの立場と変わって初めての大きな災害で、何をして何が役だったか自分用メモとしても簡単に書き留めておきたいと思います。

発災後の初動:何ができるか?

衛星の緊急観測は以前から関わってきました。いつも感じていた焦ったさですが、衛星は自撮り棒とスマホの様に、すぐに写真を撮ることができません。一方で人がいけないところも観測できることが大きな利点です。

災害対応としては発災から72時間が生命生存のタイムリミットとなるため、救助活動の初動に待ったはありません。そこで、可能な限り早く情報が少ない場所も網羅しながら観測する計画を立てなくてはなりません。

私の立場では、被災情報を集めて、どの場所の観測をいつできるか、データをどうやって出すかを相談したり、調整をしたりということをしたりしました。協力してくれる方々がいるから成り立つ仕事です。

情報の発信:どう受け止められるか?

ここは今回初めて意識したところです。民間の事業者は行政機関と違って、最終的にはビジネスに結びつけないといけない(当然災害でお金儲けをするということはありえないし、しません)。そして、SNSには情報が渦巻いています。

発災直後から、SNSでは情報がすごいスピードで飛び交います。中には、衛星がこういう時に使えないのかという意見もあります。そういう人と繋がっていれば、こちらがデータを出せば見てくれる、解析してくれる、拡散してくれる可能性があります。表現は適切ではないかもしれませんが、SNSの中に入り込み情報を収集したり、使ってくれそうな方々と距離を詰めておくことをしました。それが、公開するデータをSNS上の誰かが情報に変えて、情報が必要な方々に適切に伝達される現在の一番の近道の様です。

継続:何をどう続けるか

災害に対応するために、今回は特に祝日の対応も含めて各社述べ数十人の職員が動いている様です(そこに私も含まれる訳ですが)。衛星のリソースも使います。それが会社に対して何をもたらすのか?これは常に問いかけられることです。

とはいえ、災害が起こると、その後の復興はもっと時間も労力もかかります。実は発災直後の初動対応よりも、ロングラン利用の方が衛星の得意分野でもあります。

どうやって継続していくか、これからが本当の意味で本番なのかもしれません。

画像はJAXA/ALOS-2の1月2日の観測です。輪島港の東側が隆起で海岸線の形状が変わっています。

1月2日の輪島市                              ©️JAXA

気になる音楽のコーナー

No distraction (Khruangbin remix) / Beck

SakraJPでは常連化しつつあるテキサスのタイファンクバンドKhruangbinの、イギリスの大御所バンドBeckのリミックスです。完膚なきまでにKhruangbinの曲になっています。

ちょっと時間や気持ちに余裕がある午後に、コーヒーでも飲みながらボやーっと聞くのにぴったりの曲です。

では、またまた。

ほぼほぼ地球 たまたま宇宙

(隔週月曜日更新)
RESTECで人工衛星で観測される地球のデータをあれこれする仕事をしています。見知らぬ人から、カルロス!と声をかけられることがあります。

HPはこちら