とにかく作り続けなければならないということ / Tamakotronica weekly report

おはようございます。Tamakotronicaウィークリーリポートです。
1日遅れの更新になりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
■ 今年も GDC へ挑戦!しかし…まさかの“デッドライン前倒し”事件
一昨年・昨年と、自作アーケードゲームで世界最大のゲーム開発者会議 GDC(Game Developers Conference) に参加してきました。
中でも alt.ctrl.GDC は、従来のコントローラーではなく“自作コントローラー”で遊ぶゲームを展示する名物企画。
世界中から多くの作品がエントリーし、その中から選ばれた20組が、3月のサンフランシスコの会場で展示することができます。
もちろん今年も応募するつもりで準備をしていたのですが──
例年の締切(12月上旬)を疑わずのんきに構えていたところ、ふと嫌な予感がしてウェブサイトを確認してみると、
「締切:11月20日」
……早い。
めちゃくちゃ早い。
朝から血の気が引きました。
慌ててビデオ編集を進め、山口さんにロゴを急ぎで作ってもらい、バタバタしながらも なんとかエントリー完了!
あとは、世界から集まった作品の中から選ばれるかどうか。結果を待つばかりです。
**■ なぜ“間に合った”のか?
——結局は、作り続けていたから**
今回、締切が急に短くなってもギリギリ対処できたのは、やはり 日頃から作り続けていたことが大きかったと感じています。
本当は別の新作で応募したかったものの、まだまだ不安要素も多く、テスト段階。
デッドラインが早まった以上、安全に展示できる実績のある作品で応募することにしました。
■ “自分の制作”が一番後回しになる問題
自分で仕事をするようになり、自由な時間が増えてもっとゲーム制作ができると思っていました。
でも実際はその逆で、いろいろな案件に追われ、自分の制作が一番後回しになってしまう日々。
会社員の頃より、むしろ“自分の時間”を作るのが難しくなっているようにすら感じます。
しかし、その一方で 自分の作品を通じて多くの人に出会い、広がりが生まれていることは、何より嬉しいことです。
だからこそ——
ここで止まってはいけない。
作りたいものを形にし続けなければいけない。
苦行ではなく、
“作りたいものが溢れているから作る”
という姿勢を取り戻すことが大切なのだと思います。
■ 急ぎで作ったGDC応募動画が、また火を灯してくれた
BitSummitが終わってからの3ヶ月、さまざまな仕事に追われ、ほとんど制作ができていませんでした。
そんな中で急遽作ったGDC用の応募動画をきっかけに、また少しずつ“自分の作品と向き合う感覚”が戻ってきた気がします。
年末年始も、ゲーム関連のイベントや取材の予定がいくつかあります。
時間は少なくても、今年も来年も、とにかく作り続けたい。
■ いつか“自分のゲームセンター”をつくるために
作品の数を増やし、活動を続けて、
いつか **“自分のゲームセンター”**を作る。
それは少し先の未来かもしれませんが、確実に目指したい夢です。
その未来に向けて、今日も一歩。
とにかく、作り続ける。
それがいまのTamakotronicaの合言葉です。