「少しずつ、育てるように」Tamakotronica Weekly Report

「少しずつ、育てるように」
おはようございます。Tamakotronicaウィークリーリポートでございます。
だいぶ更新が遅れてしまいまして、すみません。激動の9月をなんとか乗り越え、「10月は少し時間ができるから制作もランニングも掃除も進められるだろう」と思っていたのですが——まったく何も進まないまま日々が過ぎております。
「やらなきゃ」と思っても体が動かない。
そんな停滞のような時期に、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
季節は急に寒くなり、秋を感じる間もなく冬の気配が近づいてきています。
そんな中、先週は友人が参加していた「日比谷ガーデニングショー」を見に行ってきました。想像していた“広い庭の展示”とは違い、そこには壁や柵に吊るされたハンギングバスケットや、2〜3メートル四方の空間に庭を作る「ガーデン部門」など、まるで“立体的な盆栽”のような世界が広がっていました。
ガイドツアーで制作者の意図を聞きながら見て回るのは、とても刺激的な体験でした。
小雨の中だったせいか人は少なかったのですが、その分、植物たちがいきいきと輝いて見えました。
その光景を見て、ふと気づいたことがあります。
——焦らず、植物を育てるように少しずつ進めていけばいいんだな、と。
時間をかけて、ほんの少しずつ手を入れていく。その積み重ねが大事なんだと感じました。
そしてもう一つ、限られた小さな空間の中に、これほどまで豊かな造形が生まれることへの驚き。
“体験的な空間を作る”ということに、また一段と興味が湧いた週末でした。
ちなみに、美しい庭園を前にしながら——なんと写真を一枚も撮っていないという大失態。
でも、それもまた「その場で感じる」ことの大切さを思い出させてくれた気がします。
制作の方はまだエンジンがかかっていませんが、焦っても良いものは生まれない。
今はきっと“重要なブレイクタイム”なんだと思って、静かに過ごしています。
秋晴れが続く10月の終わり。
今日こそはランニングかお散歩か、どちらかはやってみよう。
そして、「がんばるぞ」と気合を入れすぎず、「ゆっくりいこう」と自分に言い聞かせながら、今週も歩みを進めていきます。
それでは、また来週。