好きな理由。

とある取材で1週間ほど釜山に行ってきました。

ソウル、済州、江陵、大邱などなど。

どこに行ったって韓国への旅は嬉しく、
時間が長くても短くても
いつだって気分よく帰ってくるのですが
その中でもとりわけ釜山は特別な気がします。

1泊2日でも行けば嬉しく、
1週間ほどの滞在でもずっと飽きない。

なんでこんなに釜山が好きなのかなと、
帰りの飛行機でいつも考えるのですが
その理由をいそいで明確にするのは
なんだか違うような気がするし
もったいないような気持ちにもなる。

なんで好きなのかなと
行くたびにふわふわ考えている時間が幸せでもある。

好きな理由をなにかひとつの言葉にしてしまった瞬間、
あっちにもこっちにも存在するはずのたくさんの感情が
特定の住所の箱にあなたはここにいなさいと収められてしまって
そこから出られなくなってしまう気がするからなのか。

言葉にすることを最大限、後ろのほうに延期したいなぁとも思う。

そう言いながら、やっぱり言葉にしたい天邪鬼な自分もいて
釜山を歩くたびにこれかなあれかなと理由を探してもいる。

お店の人もお客さんも
みんなが寄ってたかって世話を焼いてくれるところ。

程よい人混み具合。

心地の良いせっかち指数。せっかちだけれどせっかちすぎない。

そして心を開いてくれるまでの時間が、他の場所よりも少し早い(気がする)こと。

かけてくれる言葉のちょうどいい重量と、ぽんぽんと肩に触れてくれる手のあったかさ。

これからも何度も通って、好きな理由を解き明かしたい気もするし、
解き明かさないまま、ただただ行ったり来たりしたい場所でもある。

また会いたい人が増えて、また行きたい理由が生まれた旅でもありました。

そんな気持ちをたっぷり込めて、取材原稿を書きたいと思います。

今週も一週間おつかれさまでした。みなさんの、こころ惹かれる場所はどこですか?

こいけはなえの気になるもの。

(毎週土曜日更新)
マネージメントを中心に料理家と一緒にand recipeという会社をやってます。とにかく旅が好き。

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